お気に入り君
このブログにかつて頻繁に登場していた 『お気に入り君』、公開はしてないですが、お気に入り君とはその後会ってますか、とコメントをいただきました。 もう10年以上会ってないですね。 たまにメールのやり取りで近況を報告し合う程度です。 彼も今年43歳、初めて会った時は20歳だったから、知り合って23年になりました。
23年前のいつ頃だったのか忘れたけど、彼を始めて見たのは東京のとあるゲイバーでした。 俺がいるところに知り合いの人が連れてきたんだったと思う。 ひと目惚れでしたよ。 初々しかった? 実はそうでもなかったですね。 ふてぶてしいとまでは言わないけど、いわば生意気。 世間知らず、ってのとはちょっと違って、生き方が下手な分、経験しなくていいことまで経験して出来た性格だったですね。
実の親父さんとうまく行ってないんだな、って感じたのを憶えます。 実際、まあそれに近いようで、会うたびにわがままをするようになってきて、いつしか俺も、息子がいたらこんな具合になるのかな、って感覚で会ってました。 深い関係にはならなかったけど、彼が俺に付き合ってくれと言ってるのを俺が断り続けてる、って周りには映ってたらしいんですよ。 「付き合ってやりなよ」 とよく言われたものでした。
生き方が下手。 どうも俺は、そういう人を嗅ぎ分ける特技があるらしく、またそういう人も 『この人なら大丈夫かも』 と思ってなついてくるようです。 もちろん性的に興味が向かないと声を掛けないけれども、必ず、もう一度言いますが、気になって声を掛けるのは、結果必ずその手の人なのですよ。
画像 東京、渋谷にて