沖縄の自然
11月の第2週から3週にかけて沖縄に行ってきました。 沖縄、石垣島の先にある『竹富島』へ。 実は50年前、初めて沖縄に行ったんだけど、それが竹富島だったんです。 今だったら行きか帰りに沖縄の本島や石垣島の川平湾を観光したりするんだろうけど、京都からまっすぐ竹富島に行ってまっすぐ帰ってきただけの沖縄初体験でした。
沖縄が本土に復帰したのが1972年、その翌年の1973年の沖縄、自動車は右側通行、那覇で入った食堂のメニューには円とドルが併記されてた。 竹富島の港から島の真ん中の集落までの道は軽トラが通れるだけの幅で、両側はうっそうとした森だったね。 水道は雨水、電気は島で自家発電だったからしょっちゅう停電してたよ。 電話は郵便局に申し込んで、繋がったら島中に聞こえる拡声器で呼び出されて郵便局まで走って行ってた。
海はどこまでも透明でね、石垣島から竹富島まで、海面すれすれのテーブルサンゴに乗り上げないように縫って走ってた。 島の砂浜は真っ白で、引き潮になったらはるか向こうまで砂浜になって・・・
それが俺の沖縄のイメージでね、それから何度も、石垣島や宮古島、波照間島、小浜島なんかに行ってるけど、正直言って年々ガッカリ度が増すんだよ。 仕方ないよね、観光地はどこも開発が進んでって便利になって、人工物はきれいなのがどんどん建っていくけど、自然な自然はなくなって、作られたどこに行っても同じような自然な風景が広がっていく。
画像 沖縄、竹富島の朝