« 家電化 | トップページ | AIR DO »

2007年3月18日 (日)

半落ち

 『きっと、誰かのために生きている』  横山秀夫の小説 “半落ち” の文庫本の帯封に書かれていることばです。 読み終えて、ちょっと寂しい気分が残ったね。

 妻を殺して自首してきて主人公は、何かを待っているようす。 妻を殺したあとに一度は自殺をしようとするんだけど、何かの目的を見つけて思いとどまる。 その何かが、周りの人間にはわからない。 人生50年。 主人公が書き残した書から、50歳になったら、51歳になるまでに何かが起こることを想像させる内容で、物語はクラマックスを迎えるんだ。

 
Pl_054s5 20歳代のころ、俺はひとつの目的を見つけて、そこに進んでいこうとしたことがあるんだ。 それは、ある資格が必要な職業。 で、その資格を取るための資料を取り寄せて見てみたら、資格取得には年齢制限があることがわかって、あえなく断念。

 半落ちの主人公は、彼の持っている資格の有効期限が切れるぎりぎりのところで、もう一度その資格を行使しようとして自殺を思いとどまる。 あまりに内容を端折っているのでわかりづらいですかね。

 その資格の有効年齢が、51歳未満。 俺はもうその資格を取れないし、持っていたところで使うことができない。 人として、半分落ちたような気分だな。 51歳。

 
 画像。 サンリオ・ピューロランドのキティーちゃんのショー。 ショービジネスの世界は実力があっても・・・。

 

B06m_010_1 資格の年齢制限、決められた時、その年齢はそれなりに意味を持ってたと思うんだけど、いまとなっては・・・、ってのは多いんじゃないかなと思うんだ。 20年前、30年前の50歳といまの50歳じゃ、ずいぶんね。 でも、半落ちの主人公の資格は、最近決められたもの。 だから余計に、半落ちを感じる。

 

|

« 家電化 | トップページ | AIR DO »

50歳」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 半落ち:

« 家電化 | トップページ | AIR DO »