銀座線
『東京の地下鉄もニューヨークのように、夜中も走らせれば便利なのに』
若い頃はそう思ったものでした。 いまも、若い人たちがそう言ってるのはよく聞くね。 時間を気にせずに行動できる、たとえ夜中の電車の運賃が昼間の倍であったとしてもタクシーに比べれば安い、なんて話し合ったものでしたね。
新橋から新宿へ向かう時、俺は、銀座線から丸の内線と、地下鉄を乗り継いで行く。 二丁目に出るにはそのコースが最も歩く距離が短くてすむし、古くに造った地下鉄は浅い地下を走らせてあるから階段の上り下りが比較的楽にすむから、という理由からなんだ。
そんな、銀座線の新橋駅。 夜も11時を過ぎてそろそろ日付が変わろうとする時間なのに、やたらと、若い(若く見える)女性の姿が目に付くんだな。 飲んだ帰り、いまのいままで残業をしてましたということがはっきりわかる男性陣に比べて、化粧も髪の毛も疲れたようすがない。 OLにしてはちょっと派手目の化粧と服装。 そう、銀座で働くお姉さんたち。
夜のお仕事をしておられるプロではない。 昼間は日比谷や丸の内や汐留めで働いて、夜は銀座のお姉さんをしておられる人たち。 疲れきってつり革にしがみつくようにして家路をたどる男たちに比べて、終電には似合わない元気さの女性たち。
終電というものがある街に暮らしてよかったと思うのは、歳をとった所為なのか。 きっと、若い男たちの中にも、そう思ってる人は多いはず。
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コメント
若くいつまでもいたいのは誰しも同じ。特に女性となると男性以上じゃないの。夜遊びも結構、しかし人間元気で長生きしようと思ったら、夜は午前様にならない内に睡眠をとらないと年を取ってから体がガックト弱りますよ。自分の体は自分で管理をしないと取りかえしができないよね
投稿: いつ | 2007年3月 6日 (火) 14時41分
いつさん。
若い頃は、俺には衰えなど来ない! なんて決め込んで
いましたが、やはり身体は正直ですね。
もっと労わっておけばよかったと思う反面、できるときに
やっておいてよかった、と思うのも半分です。
投稿: 達 | 2007年3月 7日 (水) 15時53分