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2007年4月12日 (木)

カミングアウト

 『親に言うべきかなぁ』 と、俺たちの社会に生きる者たちは、一度はそう思うものなんだ。 いい歳になって“結婚”という問題が現実味を帯びるにしたがって、言ってしまおうという思いは強くなる。 でも、言ったからといって、ゲイでいることに罪悪感がある人や、隠していることに罪悪感を持つ人が、楽になるわけではないらしい。 らしい。

Br07_087s5 俺は、言いませんでした。 最期になっても。 ゲイでいることに苦しみは、それなりにあることはあるんだよ。 普通、そう、普通に女と結婚をして子供をもうけていれば、俺自身の社会でも、親や親戚たちの社会も、大きなひとつのしこりを感じることなくやっていけてるんだよな。 親に対して 『すまない(申し訳ない)』 という気持ちは、両親が逝ってしまった今になっても、消えることなく俺の中にあるんだよ。

 その苦しみを親に打ち明けることは、親に苦しみを預けてしまうだけで、苦しみの量が減るわけではない。 それよりも、苦しみを分かつことで全体量は増えるんじゃないかと思うくらいなんだ。 

 
 俺の周りに、カミングアウトしている人はたくさん。 相手は親であったり友達であったり。 その誰もが、カミングアウトしたために何かを得た、なんてのがないように見受けられるんだ。 反対に 『失ったもののほうが多くない?』 と訊けば 『そう』 とみんな答えるような気がする。

 
 先の東京都知事選挙で新宿二丁目で立会演説をした人たちを見て、世間の中のゲイについて俺が感じたこと。

 
画像。 バリ島にて。

 

Bb_001 最も親しくしているノンケの友人にも、俺はカミングアウトはしてないんだ。 気づいているだろうと思うことはある。 でもそれは俺の思い込みで、彼の頭の中には、ゲイという人種の存在自体がないのではないかとも思う。 だから、俺と彼とは普通にやっていけてる、と最近思う。

 

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