漏水率3%
これぞ日本人の気質、と言えるような数字だね。 水道の水が浄水場を出てから家庭に届くまでに失われる率が、東京都水道局の場合は3%なんだそうだ。
これを報じる記事を読んでびっくりしたのは、この3%という数字が驚異的な低さなんだという内容だったから。 こんなのあたりまえだと思ってたんだよ。 地震で水道管がイカれたり老朽化した水道管からはたまには漏れるだろうしね。 でも、これは、水道局の努力の賜物なんだそうだ。 日本以外の先進国の大都市では10~30%、ロンドンは26%超らしいからね。
常日頃からの俺が抱いている日本人の特徴を、ひとつの言葉で表すとすると “究極” 。 突き詰めて考え、行動する民族だと思ってるんだ。 やるとなったらとことんやる、みたいなね。 この、漏水率3%のように、限りなく0、無に近づけようと行動する。 もしくは反対に上に向かっては、限りなく100%にしようとする。 自動車の排気ガス規制が世界一厳しいとか、国会議員の金の使い方には世界一(かどうかはわからないけど、そんな印象)やさしい、とかね。
これって非常にいい面もあれば、怖い面もある。 怖い面。 たとえば 『戦争します』 と決まったら、とことんやってしまう、みたいなね。 かつて日本人は、そういう気質なるが故に破滅をしてしまったことがある。 が、その後の繁栄も、またその気質だからこそのもの。
画像。 新宿。
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