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2007年6月29日 (金)

常套句

 自分以外のゲイに出会って3ヶ月目。 と言っても若くはない。 まもなく30歳になろうとする、ちょっと見栄えのいい男。 たぶんいい育ち方をしてきたんだろう、あまり人を疑うということをしない。

 こういうヤツが陥りやすいのが、純粋恋愛症。 ええ、これは、俺が名付けた、恋愛症候群のひとつ。 『好きだよ』 ということばを額面どおりに受け取ってしまって、すぐに本気になってしまう。 『君のような人に会ったのは初めてだよ。 どうしても気になってしまうんだ。 幸せにするよ』 と甘いことばの羅列。

 「やさしいんだよ。 『俺んちへ来るか』 って言ってくれるんだ。 翌朝もいっしょに出掛けてお茶して、駅まで送ってくれるんだ」

 うんうん、そうそう、やさしいね。

 『でもなぁ、相方がいるからそんなには会えないしな。 でも、どうしても会いたくなるんだ』

 おうおう、上等じゃん!

 「でも、それでも、週末に彼の家に呼んでくれるんだよ。 『来いよ』 って。 ねっ、やさしいでしょ、彼」

 
 そうね、やさしいね。

 
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画像。 神戸・メリケンパークにて。

 

H1 まあ、彼も、何度かこういうのを繰り返して、男どうしの恋愛の世界を覚えていくんだよ。 今は何を言っても、彼には聞こえない。 痛みは一度、いや、何度か経験をしないと、痛いものだということがわからないんだ。

こういう人がいることを、まだ彼は知らない。

 

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