« 大相撲 | トップページ | 大切なこと »

2007年7月22日 (日)

尾辻かな子 再び

 参議院議員選挙の投票日まであと一週間。 街もテレビも、いつになく熱くなっているような気がします。

 20日に書いた 尾辻かな子 にコメントをいただきました。 いただいたコメントにはなるほどと思うところがたくさんあって俺も同じ思いでいるんだけれども、それなら余計に、俺が思っているようす、耳にするようすを書き足したほうがいいのではと思い始めたんだな。 俺にしては珍しく、政治の話題にもう一歩足を踏み入れようと思う。
 

 俺は、尾辻かな子さんという人を知ったのは、2年前の、東京で行われたゲイパレードの時かな。 知ったと言っても、大阪府の府議会議員さんでレズビアンの人がいるんだって、ってくらいものなんだけどね。 その尾辻さんが新宿2丁目に事務所を開設されたあたりから彼女に関心を抱き、演説を聴いたりホームページを見たりするようになったんだ。

 最初のうちは彼女にはまったく感心がなかったんだ。 それは、彼女がレズビアンだから。 我々ゲイ、ホモとレズビアンって、実はものすごく遠い存在なんだよ。 ホモの隣にノンケの男がいてその隣がノンケの女。 レズビアンの人たちはさらにその向こう側、って感じかな。 新宿2丁目に酒を呑みに行ったりするのはお互いさまなんだけど、話す機会なんてまったくない人がほとんどだからね。 

 そんな尾辻さんだから、参議院議員に立候補されるというニュースを聞いても、どんな人だか知ろうともしなかった。 それが徐々に話題に出るようになってネットで調べたりするようになって、ホームページから受ける印象と実際に新宿2丁目で目、耳にする尾辻さんの印象の乖離に、戸惑いが日々大きくなっていくようになっていったんだな。

 
 2丁目で日々の疲れを癒す仲間内でたまに政治の話をしたりする際に、そこに出てくる尾辻さんの印象が選挙が近づくにつれて彼女に不利な方向に向かっていると感じるんだよ。 それには周りにいるスタッフの好印象とは言えない言動を聞くからだろうと思う。

 たとえば・・・。 ゲイバーの営業中に名刺を持って挨拶に回るのは、酒の席ではあえて政治の話はしないようにしているにも関わらずなのに、不快だった。 とか・・・。 ゲイがよく利用する居酒屋で、尾辻さんが挨拶をする人を選ぶために前もってスタッフがゲイ、レズビアンと思われる人のところに来て 『今から尾辻かな子が来ますから・・・』 とやられた人たちって、強制的にカミングアウトさせられたようなもの。 なんて話からね。

 尾辻さんは、積極的に政治に参加していく前向きに物言う政治家を売り、としてらっしゃるらしいんだ。 だとしたら、スタッフを動かしているのが尾辻さん自身なのだとしたら、その彼女がスタッフに言わしめている、やらしめていることは、決していい結果を招いてるとは言えないことになると思うんだ。

  こんな話も聞こえてくる。

 尾辻さん、口を開けば 『同性愛者は・・・』 で、同性愛の問題しか口にされない印象がある。 俺もそう思う。 それはと言うと 『国会に行こうとする私は同性愛者ですと言う人が、それだけが世間の問題のように言うのは、同性愛者はそのことにしか感心がないように言われているようで、バカにされてるような気分になる』 という人もいたりもする。

 
 さて、実際に誰に投票するか。 やっぱり俺は、俺が最も関心があることについて真剣に考えているだろう、と思われる人に投票するつもりでいるんだ。 それは、今は、同性愛云々、同性愛者の権利云々、ではないんだ。 もっと先にやって欲しいことがあるから。

Htr_074s5  

 

 

 

 

 

 

画像。 沖縄・与那国島の西崎。 国境の岬で、すぐそこには国交のない地域が迫ってる。 それでも何事もなくそんなところに行くことのできる日本を、俺はありがたい国だと思う。
 

 

4 考え方、信条を披れきするのは、しんどい。 俺は俺なりにしっかりした考えは持ってるけど、持ってるつもりだけどね。 そういう話になると、だいたいは“右”とか“保守”と言われる。 そんな時俺は 『体勢内変革派』 と言うことにしている。 歴代の内閣、総理大臣は支持するけど、そのすべての政策を支持するわけではない。 という意味。

 

|

« 大相撲 | トップページ | 大切なこと »

政治」カテゴリの記事

コメント

達さんの抱いている尾辻さんについての感想は、私にもかなり共感できる部分が多いです。
ここへきて尾辻に対しては、ネガティブな声ばかり耳にします。
もっとも大きな理由は、「なぜ関西を中心に運動しないのか?」ということです。もともと関西生まれ、関西育ちで、関西の大学を卒業し、しかも大阪府議を4年間務めてきた尾辻と、東京(関東)との接点はほとんどありません。その唯一の接点が「同性愛者」ということなのでしょうが、それならばなぜ「二丁目」なのでしょう。大阪にだって堂山のようなゲイタウンはあるはずで、二丁目に比べて関西がとても軽視されてるのは合点がいきません。

投稿: mmm | 2007年7月22日 (日) 15時53分

  mmmさん。

  そういえば、尾辻さんの選挙活動はなぜに東京?
  彼女は彼女なりに、いやいや民主党なりの理由があ
  るのでしょうね。 確かに、普通なら大阪が活動の中
  心になるはずですね。

投稿: 達 | 2007年7月23日 (月) 09時44分

選挙が終わって1週間以上がたち、尾辻の敗因もかなり見えてきた気がします。
やはり私が心配していたように、地元大阪での彼女の獲得票数は、4年間の府議経験からはとても信じられないような惨憺たるものでした。
大阪府選挙管理委員会に数字が出ています。

得票数
http://www.pref.osaka.jp/senkan/date/h19san/San_Hirei_Syosai9.htm

有権者数http://www.pref.osaka.jp/senkan/date/h19san/San_Hirei_Tohyo.htm

ここから抜粋してみます。数字は、全有権者数、尾辻の得票、有権者数から見た得票率の順です。(得票には比例按分も含まれるので小数点に注意)

堺市堺区 118,901 318.698(0.27%)
堺市全体 674,405 1,590.654(0.24%)
大阪府  7,065,610 7,341.113(0.10%)

ちなみに堺市(全体)が、4年前尾辻が当選した府議の選挙区、堺区が、去年4月の政令指定都市化で、彼女の選挙区として割り振られた分区後の選挙区です。

本来、府議として現職の強みを発揮すべき選挙区で、ここまで票がでないというのは、地元民からの「落第点」に他なりません。府議としてまともな仕事ができない人が、国会に行ってまともな仕事ができるわけがない、同性愛者の多数は、マスコミ報道や一部熱狂的な尾辻支援者の声に惑わされることなく、冷静な判断を行ったと考えれば、尾辻の惨敗は必然と言わざるを得ません。

投稿: mmm | 2007年8月 6日 (月) 15時47分

  mmmさん。

  なるほど、すごい数字ですね。 やはり、今までに
  やることをやってないとこういう結果になる、という
  見本のような数字ですね。

  いくらゲイであっても生活の基本の部分への不安は、
  一般の人たちと変わりはないのですよね。 そこのと
  ころをしっかり押さえた上でゲイであることから来る社
  会的要求を追及する姿勢が、欲しかったと思いました。  

投稿: 達 | 2007年8月 7日 (火) 16時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 尾辻かな子 再び:

« 大相撲 | トップページ | 大切なこと »