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2007年9月16日 (日)

眉山(びざん)

 関西を舞台にしたテレビドラマを見ていて、俳優が使う関西弁を 『どうせしゃべんにゃったら、もうちょっと上手にしゃべれよ』 と思うこと、よくあるんだな。 これは、俺が京都で生まれ育ったからそう思うんだよな。 たとえば九州のことばのドラマを見ていたとしたら、そんな風には思わない。 台詞の九州弁を聞いて 『この俳優、九州出身なんかなぁ』 と思ってしまう。 けど、九州の人にしてみたら 『もうちょっと何とかならないか?』 と思いながら見てるんだよね。

 
Ise_033f いま読んでいる小説、“眉山”。 四国・徳島を舞台にした小説で、会話の部分に徳島弁と思われることばがふんだんに出てくる。 関西弁に似た言い回しなんだけど、明らかに関西弁ではない。 たぶん語尾が微妙に違うんだろうと思う。 

 関西弁で 「ちがうん?」 「そう、ちがうん」 「へえ、ちがうん」 という会話があったりするんだけど、これを東京のことばで表現すると 「違うのですか?」 「そう、違うのですよ」 「なるほど、違うのですね」 となる。

 たとえば、関西弁の小説でこの 「ちがうん?」 を使った会話をそのまま書いてあるとすると、関西以外の人には理解できないよね。 それが、この“眉山”に当てはまるんだな。

 泣くからといって友人から薦められた、小説“眉山”。 ことばを理解しようと、会話のたびごとにたどたどしく読み進んでいるからか、泣けない。 できれば、いわゆる標準語で書いてあるバージョンで読んでみたいな。

 
画像。 伊勢神宮にて。
 

 

89cameronbyrnes08 作者が原稿どおりに仕上げるように編集者に言ったのか、編集者がこれで大丈夫と判断したのか。 もうちょっと方言の程度を押さえて欲しかったね。

 

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