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2008年1月14日 (月)

武蔵野

 東京・下北沢に従兄弟が住んでいるのだけれども、彼の親父、つまり俺の伯父がそこに家を構えた昭和20年代の頃は、少し高台になったその家から東横線を走る電車が見えたと言っていたのを憶えてる。 谷崎潤一郎の小説“細雪”の中で、長女の鶴子が夫の転勤で東京に来て家を構えた場所が渋谷の道玄坂を上がったところなのだけれども、そこから向こうには家がなかったとの件(くだり)がある。 昭和10年代の話だ。

 
Hkm_004f 東京・東久留米市にある “竹林公園” に行ってきた。 公園といっても、そんなに広いものではない。 周りは住宅街なので、公園のどこに立っていても竹のあいだからは周りに建つ住宅が見え隠れする。 それでも湧水の水辺に立って竹林を見上げていると、ここが東京の住宅街であることを忘れさせてくれる。

 
 きっと3、40年前はもっと竹が繁り、その周りには武蔵野の昔ながらの、里山と田圃の中に転々と農家が建つ風景が広がっていたんだろうな。 俺は、東京の都心部とはいえ、新宿御苑や神宮外苑、ちょっと距離はあるけど皇居と、比較的緑が多い地域に暮らしているんだ。 でもそれらは人工の緑。 やっぱり自然の緑にはかなわないね。 

 
画像。 竹林公園にて。
 

 

Hec005 皇居の吹上御所や明治神宮の神苑の緑は、ほとんど人の手を加えないんだそうだ。 JRの田町車両センターの跡地を、そんな森にしてくれないかね。

 

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