暫定税率
ガソリン税、とうとう今日で期限切れですね。 参議院で与野党の勢力が逆転して以来 “期限切れ” が国会の話題の中であたりまえのようになってきました。 自衛隊のインド洋への派遣、日銀総裁、そしれこんどはガソリン税。 いままで、法律が自然消滅をしてしまって困った、という現象はなかったんじゃないのかな。
さてそのガソリン税、しばらく前までは 『こんなに不正に、不必要に使われてるからなくしてしまえ』 と、政府・国土交通省 = 悪、の主張の急先鋒だったマスコミ。 ガソリン税の不正使用をここぞとばかり暴き立てていたマスコミが、こんどは、ガソリン税の廃止が決定的になった途端に 『ガソリン税がなくなると、こんなに困ったことになるんです』 と喧伝しはじめた。
俺は、夕方5時からのニュース、日テレの“News リアルタイム”をよく見るんだけど、どこだったかずいぶん過疎地の道路を映して 『ガソリン税がなくなると、この道路も・・・』 とやりはじめたのには、もう、開いた口がふさがりませんでしたよ。
国会も、ガソリン税は廃止、衆議院での暫定税率法案再可決はとんでもない! と民主党は相変わらずの主張を繰り返すばかり。 ここでも鬼の首を取ったとでもいうような勢いだけど、その民主党にしたってガソリン税の廃止は民主党が言い出したんではないよね。 期限切れが迫って、福田内閣を攻撃するのに使うにはいいチャンスとばかりに、流れに乗っただけでしょ。
「キャスターの笛吹さん、近野さん、あんたたち、サラリーマンだから仕方なくやってるかも知れないけど、この前までとは百八十度違った主張を、よくもまあシラッとした顔してできますね。 いくらなんでも恥ずかしくないの?」
画像。 東京、九段にて。 みなさん、車はやめて歩きましょう。
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