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2008年4月 2日 (水)

書評 酔いどれ小藤次留書

 時代小説、特に、江戸時代の江戸を舞台にした小説が好きでよく読むんだけど、最近はブームなのか、本屋にはたくさん平積みされてるね。

 俺が時代小説を好きになったキッカケは、藤沢周平。 藤沢周平の作品のどれを最初に読んだのかは忘れたけど、江戸時代の江戸で暮らす庶民や武士たちの生活が、読んでると目に浮かんでくるくらいに生き生きと描かれていて、それ一冊ですっかり江戸時代の江戸に生きたいと思うようになったのを憶えてるよ。

 
Cdf_028f そんな、江戸時代の江戸を舞台にした小説、佐伯泰英の “酔いどれ小藤次” シリーズ。 文庫版で9冊出てるのかな。 とりあえずは全部読んだんだけど、なんか、無理やりシリーズを重ねてるんじゃないかな、って印象を持ったよ。

 主役の “酔いどれ小藤次” こと “赤目小藤次” 貧乏侍から、藩主に忠義を尽くすとある出来事をキッカケに江戸の町のヒーローになっていくんだけど、9冊目までくると、無理やり活躍をさせられてるって感じになってるよ。 最初は丁寧に書かれてるなという印象で、読んでいるうちのホロッとしたりしたんだけどね。 10冊目が出るとしたら、ひょっとしたら、構えた刀からスペシューム光線が出たり、マントを羽織ったら空でも飛ぶんじゃないかと・・・

 シリーズを重ねていくと、無理も生じてくるんでしょうな。

 
画像。 皇居、千鳥ヶ淵にて。
 

 

Bbo010 正直言って、佐伯さんの他の作品、読む気がなくなりました。

 

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