バイセクシャル

2007年12月21日 (金)

バイセクシャル その8

 女とのセックスがよくて、恋愛の対象となる女もいた。 じゃあなぜ、女との生活に踏み込まなかったのか。 それは、俺の嫌いな“女の部分”が邪魔をするんだろうな。

Russod_001 女は必ず、と言っても俺が相手をした女だけかも知れないけど、ある一線を越えると急に“女の部分”が現れて、それで俺に迫って来るんだ。 それは、

 「ねぇ、いいでしょぉ~。 私今日、帰りなくなぁい~~」

 みたいな甘え。 仕事中はもとより、何人かで食事に行ったり飲みに行ったりしても見せない、いや、二人っきりになっても一線を越えるまでは見せない 『鼻にかかった声で迫る甘え』 に俺は嫌悪を覚えるんだ。 これは、女は必ず、いや、女だけじゃない、こっちの世界の男にも 「ねぇ~~」 と甘える人種、俺はこれには虫唾が走って二度と顔を見たくなくなるんだな。 これさえなければ、女でも大丈夫。 というよりは、これがなければ女のほうがいいのかも。

 
 さて、ひと月にわたって書いてきた、俺のバイ・セクシャル告白。 このあたりでお仕舞いにします。 何だかだと書いてきたけど男のケツを追いかけていることに変化はなく、風俗に行くこともしてません。 まだね。 彼氏を作らず、だからというわけではないけど、たまにハッ○ンするところに出かけたり、そうなのかそうでないのか定かでないSフレといたしたり。 まあ、やっぱり、筋肉に覆われた男の身体を求めての彷徨いは、まだしばらくは続くのでしょうな。

 
画像。 Derek Russo。

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2007年12月19日 (水)

バイセクシャル その7

 男の身体が見たい、男の身体に触りたい というのが俺がこっちの世界に入るきっかけと書いたけど、じゃあ恋愛の対象としては男を見ていなかったのか? と訊かれると、そんなことはないよと言わざるを得ないな。 男を心から好きになったことがあるし、切ないほどの恋をしたこともある。 ただ、それは・・・

 俺が、男しかいない世界に浸っていたからだと言えなくもないと思う。 もしも女がそこにいたら・・・

 
Garciaj_001 俺が相手が男だけになってからしばらくして、当時勤めていた会社の部下の女性に“好ましい”という思いを抱いたことがあるんだ。 はっきり言って仕事ができる女ではなかったけど、一生懸命なところと、どこか家庭的な温かさを感じさせるところに、俺が興味を覚えたのを憶えてる。 すでにそのときには、女とやらなくなって7年ほどが経っていて、女とのセックスに興味が失せてしまってた時期ではなかったかと思うんだ。

 当時の俺はまだまだ血気盛んで、付き合う男と充分にセックスをしながらもハッテンサウナで見せ合うことを楽しむし、フィットネススクラブでもアワヨクバと目を充血させていたくらいだったんだな。 だから、ひとりの人を対象に落ち着いた生活をしようなんて思いは、爪の先ほどもなかったよ。 そんなだから、彼女からのアプローチも、いまだからあれはそうだったんだと思えるけど、当時はまったく意に介さないくらいにヤンチャだったんだよ。

 ただ、彼女が気になったことだけは、記憶にある。 いまなら・・・、と思うね。

 
画像。 Jesse Garcia

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2007年12月14日 (金)

バイセクシャル その6

 本来、俺にはゲイとしての素質は、あったのか?

 最近は、自分で自分にこんな疑問を抱いている。 そうは言っても、はじめて男と交わってから25年、男一筋ではなかったけど立派にやることはやってきたわけだからね。 充分にゲイであった、いやいや、あるわけだな。

 でも、男が好き、だから男とセックスをする、という図式は必ずしも成り立たない。 男は好き、セックスは好き。 俺にとってこのふたつは別物であって、必ずそうでなければならない、とはならない。
  

Demonda_001 男は好き。 男の鍛え上げた身体や逞しい雄そのものには非常に興味がある。 鍛えた身体は眺めたいし、触ってもみたい。 競パンが似合う身体もきれいだと思うし、六尺をきりっと締めた男には、男の中の男を感じる。 俺自身、一生懸命身体を鍛えていた時期があったのは、俺が理想とする身体になりたいから、人前で脱いでも恥ずかしくない身体を作ろうとしてなんだ。 俺が理想と思う男、きりっと締めた六尺が似合う身体を持つ男になろうと努力したのは、男に 『もてたい』 という理由よりも、人前で披露したいという欲望、男に 『見せたい』 のほうが強かっただろうな。
 

 セックスは好き。 下半身からのあのこみ上げるような快感は、他のどの快感よりも俺に快楽を与えてくれる。 俺の手や舌の愛撫で喜ぶ相手を見、それを実感するのが好き。 俺のモノを使うことで悦んでくれるヤツには、思い切り悦ばせてやりたいと思う。
 

 男とのセックスは、逞しい男を見ていたい、触れたい、悦ばせたいという俺の欲望を満たし、俺のモノそのものから得られる快楽に浸りたい、という俺の欲望を満たすに最適の行為、だということだな。

 女は・・・。

 
画像。 Aian Demond

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2007年12月 5日 (水)

バイセクシャル その5

 さて、最近すっかり、男のモノをしゃぶるという行為に興味をなくしていると書いたんだけど、モノ自体に興味を失ったわけではないよ。 しゃぶるという行為に・・・で、見たり触ったりは 『したい、やりたい』 のは変らずです。

Jonathanz_001 じゃあ、セックスという行為はどうなの? うぅ~ん、いまは、女とやりたい、かな。 正直なところを言うと、そうなんだな。

 この前も、仕事のことも男のこともお互いが結構正直に打ち明け合う友人に、

 「最近、女とやりたくて仕方がないときがあるんだ。 経済的に許せば、風俗に行ってしまいそうだよ」

 と打ち明けたら、ちょっとあきれた顔をされた。 でもなぁ、だいぶ切羽詰ってきてるかな、俺。

 
 じゃあ、そのまま女との世界に行ってしまう? と訊かれたら、はっきりと

 『そんなことはない。 俺はこっちの世界にいるよ』

 と答えるよ。 俺が求めるものを持っているのは女じゃなく男だし、腕枕をしてあげるのも相手が女というのは考えられない。 女はセックスの相手としてだけの存在で、愛情のその先にいるのは、男しかない。

 
画像。 Zack Jonathan

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2007年11月29日 (木)

バイセクシャル その4

 最近、男のモノをしゃぶりたいという欲求が失せてきたと書いたけど、まったくなくなったわけでないんだ。 ただ、以前のように、進んでしたいと思わなくなったというだけのことなんだ。 いつから?

Zimmermand_001 実は以前に、HIV+の人と、何度か関係を持ったことがあるんだ。 彼がそうだということは関係を持ってから知ったのではなく 『それでもいいのなら・・・』 と彼から告白されてのことなんだな。 いままでに、もしかしたら、知らないうちに関係した人はいたかも知れないけど、事前にそうだと言われて関係したのは初めてのことだったんだ。 ちょっと変な言い方になるけど、その彼に、HIV+の人とのセックスのやり方を教わったと言ってもいいかな。

 彼とは何度かセックスをしたよ。 見た目も性格も俺のタイプだったし、セックス自体にも俺は満足だったし。 彼もそれなりに納得してくれたんじゃないかと思うくらいに、相性はよかったと思う。 ただ、それからまもなくして彼が海外に移住してしまったので、短い期間で関係は終わったんだけどね。

 そのとき彼は、絶対に自分のモノを俺にしゃぶらせようとはしなかった。 それまでの俺は、相手のモノをしゃぶらないセックスなんてありえなかったから最初は戸惑ったけど、そのうち慣れて、そうしなくてもお互いが満足する術(すべ)を覚えていったんだな。

 それからかな、男のモノに興味がなくなりはじめたのは。

 
画像。 Doug Zimmerman

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2007年11月24日 (土)

バイセクシャル その3

 さて、俺自身のこと。

 「達さんは、ゲイ?」 と訊かれたら、以前は 「そうだよ」 と答えてたけど、最近では、自分でもどうなのかわからなくなってきてる。 はっきりと 「そう」 とは言えないかな。

Castlej_001 男が好きな男の性的欲求のひとつに、モノをしゃぶりたい、というのがあるよね。 あまりそれは好きじゃないという人もいるだろうけど、以前の俺ははっきりとそうすることが好きだった。 好んで、進んでやってたし、その行為があることが、男が好きな男たる所以だと決めていた。

 確かに好きだった。 自分がされることよりも、相手のモノをしゃぶることに重きを置いてたな。 相手によってキスはできないけどモノはしゃぶれる、って公言してたもの。

 ところが最近は、その欲求がほとんどなくなってるんだ。 そのほかの行為の欲求は以前と変わらずあるんだけど。

 
画像。 Johnny Castle

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2007年11月17日 (土)

バイセクシャル その2

 結婚をして、ある程度の年齢になってから、男に目覚めたという人の話はよく聞く。 けれども、ずっと男の世界にいて、それまでの相手はずっと男だった人がある時突然“女”に目覚めたという人の話は、めったに聞かない。 でも、今までずっと女とやってきて何らかの拍子に突然男とやったら、そっちのほうがよかったという人がいるんなら、その反対の人がいてもいいはず、だよな。

Manceln_001 この前、11月14日に書いた バイ・セクシャル で女に目覚めてそっちの世界に行ってしまったヤツのことを書いたけど、彼がまるっきり“女”の世界に行ってしまったかどうかは、まだわからない。 知り合いにもうひとり、結婚をして子供ももうけたヤツがいるけど、彼もこっちの世界から足を洗ったかどうかは、結論が出たわけじゃない。 ただ、ふたりとも、いまのところは舞い戻っては来てない。

 
 その、結婚をして子供も作ったヤツだけど、彼の“女”の世界に足を踏み入れた動機は、はっきり言って 『子作り』 だそうだ。 それも、親のためのだ。 母子家庭で育った彼の最大の親孝行、だな。

 
画像。 Nigel Mancel

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2007年11月14日 (水)

バイセクシャル

 知り合いに、37歳で女性に目覚め、ゲイの世界から去ったヤツがいるんだ。 俺とヤツは、ヤツがゲイの世界から去る前の半年ほど、ホモ、バイ、ヘテロ・セクシャルについて、いろいろ語り合ったんだ。

 『どういう人がタイプ? 相手に何を求める?』

 
Patricks_001 若い頃の俺は、明らかに背が高く、横幅も俺よりは広い人を、好んで知り合いになるようにし、友人になり、そして彼氏にと選んでいたんだよ。 俺の理想の人は背が高くがっしりした身体をし、快活に笑う人だったんだな。 だから、そんな人と知り合いになりたくて、そしてセックスもしたくて、背の高い人ばかりを追いかけてた時期があったんだ。 

 ところが、そんな人といいところまでは行くんだけど、ある程度の期間を付き合うと、俺のほうからダメになっていくんだよ。 必ず俺から 『終わりにしよう』 と・・・

 やはりね、何度も同じ失敗を繰り返すと、原因を探ろうとするでしょ。

 
 特別何かがあったわけではないんだ、ただ漠然と思いついたんだ。 

 背の高い人・・・。 それは俺の憧れ、俺自身がそうなりたいと思っているのであって、付き合う相手にそれを求めているのではない。 “憧れ”と“恋愛”は別物。 俺は、憧れを恋愛だと、勘違いしていた。 とね。

 37歳でゲイの世界から去った彼。 彼のタイプは、小柄でかわいい男の子。 だから彼は、そんな人ばかりを追いかけて恋愛をしていた。 んだけど、俺が背の高い人を追いかけていて上手く行かなかったと同じように、何度も寂しい思いを繰り返してたんだよ。

 そう、彼は、自分が小柄でかわいい男の子に、なりたかっただけなんだ。

 
画像。 Sean Patrick

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