HIV+

2008年4月10日 (木)

HIVの話

 昨日のつづき、ってわけではないんですが、しばらくこの話題を書いてなかったので今日もHIV。

Kyt03_093f 俺が初めてHIVに感染してる人に会った、話をしたのは、7,8年前だっただろうと思うんだ。 その人は俺の友人。 ひょっとしたら、初めて会ったときに、せめて 「あの~、・・・」 と声を掛けてれば、付き合うことになったかもしれないヤツなんだ。 久しぶりで再会した時ヤツは、友人の彼氏、という存在でした。

 最初は治療の方法(投薬法)が合わなくて苦しんでたよ。 入退院を繰り返して、ちょっと自暴自棄になったりしてね。 ヤツと付き合ってる俺の友人、たまに会ってもそのことにはちょっと触れるだで、明るく振舞ってた。 本当はずいぶん苦しかったと思うんだ。 看病とかね。 やつ等はいまも付き合ってるし、いいパートナーだよ。 うらやましい。

 
 ヤツの他にも感染してる人は俺の周りにいるし、実は、感染してることを知った上でその人とセックスをしたこともある。 彼らは自分の体験を話してくれるし、HIVについての話もしてくれる。 で、俺は検査にも行くし、受けるように薦めたりもする。 それは、早くに自分を知った方がいいと思うようになったから。
 

 どっちにしろ、自分を正しく知っておくことが大切だと思うんだ。 風邪を引いたら薬を飲む、歯が痛くなれば歯医者に行く。 と同じように。

 
画像。 京都、建仁寺にて。
 

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2008年4月 9日 (水)

定期健診

 エイズ。

 『ニューヨークは、エイズというものが流行ってるらしいから気をつけなよ』 と友人から言われたのは1983年。 俺が初めてニューヨークに行く直前でした。 いまから25年前。 当時は 『・・・というもの』 の表現のとおり、対岸の火事どころかまったく未知のものだったんですよ。 

 HIV。

 ヒト免疫不全ウイルス。 ウィキペディアで見てみると’83年にパスツール研究所で発見され、と書いてあるから、俺がニューヨークに行ったとき、エイズがHIVによるものだとはまだわかってなかったのかな。

Cdf_039f 当時は、というか、俺は最近までだけど、HIVとエイズの違いというか関係というか、わかってなかったんだよ。 どうすれば感染するか、感染したらどうなるかって、いまではそれなりに知っているつもりだけど、知識としてそれが正しいのかはわかってない。 聞いた話でしかない。

 
 検査に行ってきました。 まあ、ほぼ毎年検査は受けてるんだけどね。 そのたびにホッとして帰ってくる。 って、特に危ない行為をしてるわけではないと自分では思ってるんだけど、一応は念のため受けてるよ。 彼氏君のこともあるから、きちんと知っておこうと思ってね。 で今回は、早く結果が知りたいので、即回答をくれるところで受けました。

 3,675円。 ちょっと費用はかさむけど、先生も看護士の人もゲイ(たぶん)なので、変な遠慮の必要がないのが、楽でしたよ。

 
画像。 東京、九段にて。
 

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2007年10月 8日 (月)

たじたじ

Osa_135f 昼間とは言え祝日だから、それなりに混んでいるだろうと想像はして行ったんだけど、ロッカーの空きがほとんどないのには驚いた。 大阪、オオミナミのそのまたミナミにあるとあるハッテン場。 ずっと以前から気にはなってたんだけど、浴槽のない、つまり、ハッテンサウナ以外には興味のない俺は、あえて行かないでいたんだな。

 入り口を入って靴を下駄箱に入れる。 自販機で入場券を買ってフロントに差し出すと、

 「初めての人?」

 やっぱりわかるんだな、と俺。 どこかおどおどと落ち着かないところが伝わるんだろうな。

 「ロッカーは2階、シャワーは・・・」

 
 競パンを履いているヤツがひとりいる以外は、全員が全裸。 俺は六尺で徘徊するつもりで行ったんだけど、そのパワーに圧倒されて、全裸。 いやはや、最近のこういう場所は、見えないところを想像で補うという楽しみは、期待してはいけないらしい。 格好も直接的なら、やることも、まどろっこしいことはすべて排除して直接的。 オジサンはたじたじで、早々に退散してきました。

 
画像。 阪急電車・十三にて。

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2007年7月25日 (水)

早過ぎるよ

 今日もまたひとつの訃報が。 きつい。

 昨日聞いたヤツは、何度か話したことのある程度の知り合いだったけど、今日聞いたヤツは、

 「俺、あいつとちょっとあったんだ」
 「知ってる、よくいっしょに帰るところ、何度も見たもん」

 俺は、素直じゃないヤツを好きになる。 ヤツ、家への帰り道に寄ったコンビニで買ったものを振り回して電柱にぶつけたことがあったな。 自転車のうしろに乗っけたら、ふざけて落ちて頭を怪我したこともあった。 マンションの廊下で大声で 『ぼく、ホモです!』。 

 悪ふざけばかりしてたのは、人の気を引くため。 それがヤツのやり方だった。 でも、わめきながらも、目は真剣だった。 そんなヤツに、俺が付いていくのをやめてしまったんだ。

 ぐでんぐでんに酔っ払って帰っても、朝は必ずきちっと起きて仕事に行ってたな。 まじめなヤツだった。

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画像。 沖縄・与那国島。
 

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2007年3月 6日 (火)

ツメキリ

 そう言えば、AIDSなるものが世間一般に知られるようになった頃、床屋のハサミを消毒・・・、なんてことが話題になったことがあったな。 床屋にも、いままで置いてなかった消毒器がいかにも客から見えるところにこれ見よがしに姿を現したりしてね。

 あれ、何だったんだろう。 あの頃に比べたらずっとずっと感染の機会が増えてるのに、いちいち消毒してるようすなんていまじゃすっかり見ないよな。 まあ、病気についての知識が増してきて、ハサミを消毒することが不必要だと判断されたからなのかね。

 
 「俺も抓め切ろう、っと」
 「はい、ツメキリ」
 「ありがとう、でも、自分のを使うから」

 『そうだった、こいつ、ポジティブだった・・・』

 そういうことなんだなと思った瞬間だったようだ。 『痛みは、経験した人でないと解らない』 いや 『痛みは、経験している人でないと、解らない』 と言うけど、確かにその当事者でないと解らないことはたくさんあるんだなと思ったそうだ。
 

 俺ももうずいぶん前のことだけど、卵にアレルギーを示すヤツと付き合ってたことがあるんだ。 「食べるものを買っていくよ」 と言って俺が買っていった物は“ちらし寿司”。 寿司の上に錦糸たまごが乗っかっているのを、俺はまったく見えてなかったんだよな。 何を買おうか迷っている最中は 『やつは卵がダメだから』 と頭の中で何度も繰り返し自分に言い聞かせていたのにだよ。

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2007年3月 3日 (土)

HIV+

 好きになった人に告白された 『俺、ポジティブなんだ』 と。 さあ、どうします。

 そんなことがもう当たり前の時代になってきたように思うんだ。 

 日本人は病気自慢をするという、珍しい民族なんだそうだ。 「肩が凝ってさぁ」 にはじまり 「腰痛がひどくて」 。 「いやぁ、肝炎はAもBも経験してるから」 とここまでくると、ほんと、自慢話。 決して自慢にはならないと思うんだけど、肝炎の感染って。 どっちかって言うと、恥ずかしいことだと思うんだ。

 そこへきて、どうも、HIV だけは別物のようだ。 「俺、検査に行ったら陽性だったよ」 とは、まず誰も言わない。 こっそり誰かに打ち明けることはあってもね。 そこが普通の病気とは違うところ。 でも、本来、病気とはそういうものなんだよな。 そう言う俺も、HIVについては話題にすることには細心の注意を払うくせに、ほかの病気となると平気で話をしたりする。 「あいつ、肝炎で入院してるらしいよ」 なんてのはいけないことなんだよ。 人の病歴を話題にすることはね。

 俺、感染症らしい感染症を、患ったことがないんだ。 子どもの頃のおたふく風邪や麻疹(はしか)には罹ってるらしいんだけど、ものすごく軽かったらしいんだ。 あとは感冒くらいかな。 そう、ヘルペスを発病したことはあるけど、これは誰でも可能性があるらしいし、インフルエンザをやったこともない。 性感染症なるものは皆無。 肝炎もない。
 

 さて、好きになった人がHIV+だったとしたら。 

 『俺はHIV+です』 というブログは見かけるんだけど 『俺の隣に・・・』 というのは見かけたことがない。 これから、ちょっとそういう話題を取材していこうかと思います。

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