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2008年7月12日 (土)

国境

 いい天気です。 ベランダに置いた温度計はすでに30℃。 今日も暑くなりそうな東京の朝です。

 
Coyote 今、本屋に並んでいる旅の雑誌 “coyote” の30号、たまにお邪魔するブログに紹介記事が載っていたので読んでみました。 旅行が好きで、行ってみたい地域や行こうとしている場所の地図はよく見るんだけど、ガイドブックや旅行誌と呼ばれる名所・名物の紹介記事や紀行ものを載せてる雑誌はめったに手に取らないんだよ。 筆者や体験した人の主観で書かれた紹介記事、俺はこれほどあてにならない情報はないと思ってるからなんです。 『前提なしで体験する』 これが俺の旅と決めてるんです。

 で、coyoteは、北京オリンピックを控えて何かとホットな中国に絡めてか、チベットのことが書いてあるんだ。 たまUzl_043fにお邪魔するブログの筆者がチベットに関する基礎知識を書いてくれていて、立ち読みだったんだけど、長い時間興味深く読ませていただきました。

 
 とかく日本人は、というか俺だけかも知れないけど、国家、国境、民族というものはそれぞれが “=” で結ばれるという概念を持ってるんじゃないかな。 陸地の上に国境線を持たない日本は、たまたま誰かが引いたその国境線を挟んで同じ民族が暮らしている事実をそう実感することがないよね。 民族はきちっとした国境という線で囲まれた国家という地域に住んでるもの、という概念を、俺はどうしても意識してしまうんだ。

 チベットをただ淡々と紹介したcoyoteの記事を読んで、線引きの意味、無意味、難しさの思いを新たにしました。

 
画像。 東京、上野動物園にて。
 

 

Lcl010 在日の人たちや残留孤児の人たち、今もまだ特別な存在として扱われる事実が事実としてあるんだよな。

 

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