サッポロラガー

　雲は多いながらも、その隙間から青空が覗いてます。　そろそろ梅雨明けかと思わせる、今朝の東京です。

　
　俺、ビールはもう３０年近く、サッポロです。　キリンはラガーを生にして失敗し、アサヒはたぶん間違って出来てしまったドライで成功し、サントリーは販売戦略だけで業績を伸ばしてきたのに対して、昔ながらをずっと続ける商売下手なサッポロが好きなんです。
　そのサッポロビール、万年３位だったシェアがサントリーに抜かれてしまって４位だそうだ。　サッポロ大好き人としてはちょっと寂しいね。　頑張って飲まねばね。
　

　サッポロビールのきっかけ、それはその昔、四谷にあったとある餃子屋です。
　四谷新道を四谷の駅側から入るとすぐに　“エリーゼ”　という洋食屋がありますよね。　昼も夜も行列ができる洋食屋として有名ですが、そのエリーゼのすぐとなりあたりに　“来々軒”　という餃子の専門店があったんです。　ちなみに今はないです。　メニューが餃子とビーフンのみで、それぞれに焼き○○、蒸し○○、水○○とあるだけの目立たない小さな店で、そこで出すビールが　“サッポロラガー”　だったんですよ。
　

　サッポロラガー、これは今もありますよ。　サッポロビールのラベルは瓶ビールも缶ビールも　“黒い星”　の黒ラベル。　に対して、サッポロラガーは　“赤い星”　なんです。　瓶ビールしかないですけどね。　黒ラベルが熱処理をしてない　“生”　なんだけど、サッポロラガーは、昔ながらの熱処理をした日本のビールです。　美味しいです。　最近は、やれ コクがどうのとかノドゴシで勝負だのとことばだけが踊ってる感があるんだけど、やっぱり　“味”　でしょう。　それもビールの味は、最初の一杯目の味じゃなく、二杯、三杯と飲んでも飽きない味！　これで勝負をしていただきたい。

　
画像。　東京・王子、飛鳥山にて。
　

　第三のビール、飲んでみたけど最初の一口だけだったね。　友人が言ってたけど、日本人の味覚はこうしておかしくなっていく、とね。