尊皇攘夷
今日は一日雨でした。 ひと雨ごとに秋が深まる。 そんな感じの、秋の入り口の東京です。
篤姫、観てますか? 俺は最近になって観るようになりました。 この前の日曜は馬関(下関)戦争と薩英戦争に至る場面。 それを観ながら、いまの自民党と民主党の政権取り合戦の虚しさを覚えました。
朝廷は攘夷を譲らない。 将軍家茂は攘夷などできるわけがないと現実を朝廷に進言しようとするが、井の中の蛙の公家たちに一笑に付されてしまう。 日本の中で争ってる場合ではない、チカラを合わせて外国を迎え撃たなきゃと勝海舟。
第91代将軍(首相)の福田康夫は 『国内で政権争いをしている場合じゃない。 チカラを合わせ(連立政権を樹立して)内憂外患に立ち向かおうと薩摩や長州や土佐の親分、小沢民主党代表に提案したが、小沢に一蹴されたのが響いて退陣。 さて、代わって就任した第92代将軍・麻生はいかに・・・
方やアメリカも、銀行や証券会社のこれ以上の破綻を防いで世界的に金融不安が広がるのを防ごうと提案した法案が下院で否決。 それが原因で今日は世界中で株価が下落した。 下院議員たちはすぐそこに迫った選挙で自分が落選しないためだけの目的で行動するため、その先の本当の危機には目をつぶってしまってもうどうにもならない状態に陥ってる始末です。 大統領は世界経済を救うためと、もう一度アメリカ市民に理解を求める演説をするみたいだね。
日本ではもうすぐ選挙。 たとえ民主党が政権を取って内閣が変わっても、それだけですべてがいい方向にいくわけではない。 このまま自民党政権が続いて今のように民主党が反対を続けても、何もよくはならない。 本当にいまの日本を憂うなら、国民の生活を思うなら政権奪取のゲームをしてないで、議会の持てるチカラをすべてこれからの日本のために使う選択をして欲しい。
画像。 東京、明治神宮にて。
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11月2日投票となると3連休の初日につき、投票率が落ち、公明党や共産党に有利、普通の日曜日なら、浮動票が増えて、民主党に有利と働くのでしょうか?
当地では、昨日発売された新聞社系週刊誌「サンデー毎日」によれば、僅差で自民党が勝つ予想ですが、その差が4人では、当分、不安定な政権が続くことでしょう。
金融界でも「アメリカがくしゃみすれば、日本は風邪を引く」と言われているのですから、これから、相当の影響が出てくるかと予想されます。
平穏な世の中は、もう過去のものなのでしょうか?
投稿: 青褌 | 2008年10月 1日 (水) 05時07分
青褌さん。
もうまったく予測がつかない世の中なんですね。 予測どころか
予定も立てられない、大変な世の中です。
投稿: 達 | 2008年10月 1日 (水) 22時00分