チップの効用 グアム紀行
空気が乾燥して、サラッとした気持ちのいい一日でした。 5月の下旬って、こんな気候でしたっけ?
第二次世界大戦後、日本を占領していたアメリカにぜひとも残していってほしかった習慣に “チップ” があるんだな。 海外に行くたびにチップの効用を楽しみ、なんで日本にはこの習慣が無いんだろうと残念に思うんだよ。
日本で温泉旅館に泊まったとき、部屋係の仲居さんに “心付け” って渡します? 俺はめったに渡さないんだよね。 ちゃんとしてくださいよ、と、見返りを期待して事前に差し出すお金 = 賄賂でしょ。 その仲居さんのサービスがもしも気にいらなくても返してはもらえない。
それに対してチップは事後に差し出すお金。 ウエイターなどのサービスをする側がサービスをした結果の感謝の気持ちとして受け取るもの。 きちんとしないともらえないからウエイターはきちんとサービスをしようとするよね。 客はそのサービスが気に食わなければチップをやらなくてもいいわけだな。
ホテルのレストランのウエイターの給料って、高級なホテルでもエコノミーなホテルでもそう大差はないそうだ。 給料自体も驚くほど安いですよ。 ただし、チップという、税金のかからない収入がけっこうある。 そのチップ、食べた金額のおおよそ10%だとすると、高級なホテルのウエイターとエコノミーなホテルのウエイターでは、そこで差がつくのはおわかりいただけますよね。 だから、頑張って仕事をして、少しでもいいホテルのウエイターになろうと彼ら彼女らは日々努力をするわけです。 その、いいサービスを楽しませてもらえるのも、チップという習慣があるからこそなんですよ。
画像。 グアム、タモンビーチにて。
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