信念と駄々
向かいの家の壁に朝日があたって、白い壁がオレンジに染まってます。 いい天気です。
サラリーマンを長く続けられてきた方や自営で商売をやっておられる方、鳩山総務大臣はなぜにそこまでかたくなに自分の主張を曲げないのか、と不思議に思われた方はたくさんおられるのではないでしょうか。 社長の方針に取締役がかたくなに逆らう構図です。 男の信念ということばを使われましたが、駄々をこねてるガキにも見えました。
二千数百億円をかけて造った設備を109億円で売却するのはケシカラン、何かそこに不透明な良からぬ取引があるのであろうと総務大臣。 その簡保の宿、毎年50億円とか70億円とかの赤字を生み続けているんだそうだ。 毎年ですよ!
円滑に物事を進めるためには少々のことには目を瞑らないと・・・、というのを実感し実行したことのある人はたくさんいると思うんだ。 何もかもをあからさまにしてヒーローのごとく正義を振りかざすことが男の信念だとは思わないよ。 曲げることができるのが大人の男ではないですか。 郵政民営化も簡保の宿の売却も、一般市民には知らせないほうがいいことをふんだんに含んでいることは、軋轢を避けながら毎日の社会生活を送っていってる今の世の中のあたりまえの中で生活をしている人なら、想像はつくでしょう。
これで簡保の宿はしばらく安泰だね。 してやったり、と思ってる人たち、よかったですね。 これで、いわくが付いた問題の施設を買う企業はおいそれとは現れないし、この騒動の記憶が国民の頭の中から完全に消えてしまうまでは融資をする銀行もないんじゃないかな。 その間に俺たち納税者は、無駄金を支払い続けなければならない。 実際の赤字の埋め合わせと郵政官僚の天下り先の維持のためにね。 そして、郵政という巨大な組織の中にすくう魑魅魍魎たちの食い扶持も、負担し続けることになったわけだ。
画像。 グアムにて。
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達さん。
俺は人間二人いたら考え方も行動も全く同じということは有り得ないと思う。時には多くの人が賛成しない方向に進むことある。そしてそれは時間軸の中で軌道修正されて行く。いや時はそんなことにお構いなく進んで行く。極端な意思を通したからて、時は何の評価もせずに過ぎて行く。努力の方法は幾通りでもある。時には数歩さ下がっても、と思います。
投稿: 作 | 2009年6月13日 (土) 23時29分
作さん。
何事にも時流というのがあるんですね。 ひとつのある意見が正当なもののようであっても、タイミングとかやり方とかで思わぬ結果を生じさせてしまう。 確かに、絶えず前進するのがいいことだとは限らないのだと思います。
投稿: 達 | 2009年6月14日 (日) 07時49分