昼下がりの海

　沖縄に続いて九州も梅雨が明けたそうな。　東京、一面の曇り空です。

　
　柔らかい日差しと柔らかい風と。　昨日の小坪は、裸でいるにはちょうどいい日和でした。
　ぎらぎらと輝く太陽は辛い、と思うようになってしばらく経ちますね。　以前はその日差しを求めて毎週のように海に出かけていたのがうそのようです。　今にも降りそうだった空の中に少し青いところが見え出したのが昼前、こんな天気だったらのんびり日光浴が出来るだろうと急いで準備をして。

　初めてビーチ、ゲイの人たちだけが楽しむ海に行ったのは２０年ほど前、神戸、塩屋の浜でした。　雑誌の情報を頼りに京都から延々と電車を乗り継いで、そして須磨浦公園の駅から延々と歩いて・・・。　なんと遠いんだと、辟易とした覚えがあるよ。　でも、それ以来、電車の回数券を買ってまで通いましたよ。　帰りはキセル（笑

　当時の俺は、バリバリの競パン派。　サイドが１ｃｍほどのきわどい、それも蛍光色の黄色、なんてのを穿いて、あの海に突き出した通称お立ち台を闊歩してたんだよな。　泳いで走って、そして筋トレしての毎日。　その身体を見せる場所を得て、もう有頂天でしたよ。　当時、六尺は今ほどもてはやされてなくて、年配の人が時々ちらほらだったんだよ。　そんな人を横目で見て、時々は凝視して、気にはなったんだよな。　もしもあの時声を掛けられて締めでもしていたら・・・。

　
　若い、大学生君が、白の六尺で岩場を歩いてましたよ。　ちょっと年齢差のある相方さんに許しをいただいて被写体になってもらいました。　プリッとしたケツに白の六尺が食い込んで、ちょっぴり若さを羨みました。

　
画像。　小坪にて。
　

　めったに過去を悔いることがない俺だけど、六尺だけはもっと早くに出会いたかったね。