ジャグジー 大阪の夜

　朝夕はずいぶん涼しくなってきました。　今年の夏は短く終わってしまうのでしょうか。

　
　俺が行ってるフィットネスジムには風呂がないんだ。　シャワーだけ。　フィットネスジムを選ぶ時、風呂のあるところにしようか迷ったんだけど、月会費の高さに負けて断念。 　未だに風呂のあるジムに変わろうか、なんて思ったりするんだけど、お気に入りのイントラ君がいることだしと言い聞かせてる。

　
　手を伸ばせば触れるくらいに微妙な距離を保ってジャグジーに浸かるふたり。　ほぼ１００％仲間だとわかっていても、そうそう手を出せるものではない。　かと言って、何もせずにそのまま過ごしてしまうにはもったいない。

　こういう場合、絶対に、年上の方から何かしらの行動をするのが礼儀。　礼儀？　そう、礼儀。　年下のヤツに危険なまねをさせてはいけません。　もしも拒まれた時の恥ずかしさ、それも年上が被ってあげましょう。

　
　ジムのジャグジーというところは、そういう楽しみがあるのだな。
　　

　しばしミストサウナでお互いの身体を確認した後、裸のままで小一時間はしゃべってたかな。　片や東京、片や大阪という気安さがあったかも。　俺の六尺の日焼け跡、ヤツの身体を見せつけるような行動、それがお互い、同じ人種であることのサイン。