ロッカールームの話 重量感

　どんよりと曇り空。　今日は雨、の天気予報。　芽吹きの季節は心が落ち着かないけど、空模様も落ち着かない。

　
　“エロ”　は昔は褒めことばだった。　ってのを、インターネットだったか電車の中釣り広告だったかで見かけたんだけど、褒めことばではない、という認識だったんですかね。

　もう１０年近く前になるかなぁ、さる高級マンションのプライベートプールで開かれたパーティーに行った時　『達さん、エロい身体してますねぇ』　と言われたことがあるんだよ。
　ゲイだけの集まりで、ドレスコードは水着というパーティー。　参加者はすべて主催者の招待というだけあって、景色はもう・・・。　ちなみに俺は、六尺を締めて行こうかどうか悩んだんだけど、当時はまだ肝っ玉が据わってなくてスパッツ型の競パンで参加。　今なら迷わず六尺で、なんだけどね。　そんなパーティーで　“達さんエロい”　と褒められたものだから俺は有頂天。　なんと、パーティーが終わるまで裸でいたのは俺だけ、なんてことにね。

　
　と、前置きが長くなってしまったけど、ロッカールームでの話。

　最初見たときは女の子かと思ったんだけど、俺といっしょにロッカールームに入ってきたから、男。　身長は俺より低く、服を脱いだ身体は、若いんだからもうちょっと何とかしろよっ！　って感じなんだけど、ビキニブリーフの膨らみ、その重量感に、俺の目は点。　ぜんぜんタイプでなくても、年齢がどうであれ、一応は股間に目が行くのが俺の悲しい癖。
　で、さらに、ノンケの無防備さに感謝感謝。　ぶらさ下がったモノのその重量感たるや、たぶん俺はあんぐりと口を開けていただろうな。　そしてそして彼は水泳用の薄いサポーターを穿いたんだけど、前部が重みで垂れ下がって・・・

　
　力強く天を仰ぐモノはもちろんエロいけど、ダラリと垂れ下がった重そうなモノも、エロ。
　

　うらやましい。　けど、実際は不便だったりして。　と思うのは嫉妬？