古典柄

　夜になって、半袖ではちょっと寒い今日の東京。　明日からは蒸し暑くなるそうです。

　
　六尺褌、生まれて初めて締めたのは赤褌、次はなんだったかなぁ。　たぶん新宿のどこかのゲイショップで買った古典柄の六尺だと思うんだ。

　
　先日注文した六尺褌が届きました。　いつかのブログに　『六尺褌を捨てました』　と書いたことがあったんだけど、白以外の六尺を全部捨てた中に入っていた古典柄、最近になって、またいいかなと思いはじめてね。　紺の山小紋と黒の疋田の二枚。

　古典柄といっても　“まとい”　とか　“おかめ”　とかの絵柄のものは好きではなくて、細かく連続した図柄のものが好きなんだ。　それは、左の画像の影響が、大。

　この画像は、大阪の小鉄の祭装束の通販サイトに掲載されているものなんだけど、俺が思うところの　“六尺褌の男”　とはズバリ　“これ”　なんだよ。　鳥が、生まれて初めて目にしたものを母親と認識するように、六尺を知った初期の頃にこの画像を目にして以来、六尺褌の男はこれで、六尺褌はこれなんだ。

　
　新しく誂えた六尺は１５cm幅。　１５cm幅にこだわるのは、画像のような、身体の幅と六尺の幅のバランスを追求しようとすると１５cm幅になるんだな。
　

　美しく見せる。　その気持ちはいくつになっても忘れないでいたい。