甘い蜜 北京･中国

　朝は雨。　その後、天気予報は見事に外れて晴天。　東京は、夏、です。

　
　自動チェックイン機でチェックインをしたあと、荷物を預けるカウンターがどこかわからなくてそこにいたＡＮＡの人に訊いたら、俺が持つ搭乗券を確認してから、どうぞこちらへ、と。　搭乗券にはＳＦＣ（スーパーフライヤーズカード）の三文字。　カウンターの女性は、

　「搭乗ゲートはユナイテッド航空のラウンジが近いですから、そちらをご利用ください。　行ってらっしゃいませ」

　搭乗も、長い行列ができているエコノミークラスのゲートを横目に。　こういうの、その権利を獲得する前は　『なんかイヤだな。　俺はちゃんと列に並ぶぞ』　なんて思っていたんだけど、一度味わった甘い蜜の味は･･･、ですよ。

　座席は、最も後ろの　“４３Ｇ”、いつもの定席。　に座った途端、

　「達さま（とまさかそうは言わず、苗字です）、いつもご利用ありがとうございます。　ご用がございましたら何なりとお申し付けください」

　とこれまた、初めての時はこっ恥ずかしかったんだけど、慣れとは恐ろしいものですな。

　
　見事に囲い込まれてるよ。　『浮気はなりませぬぞ』　って感じかな。　飛行機だけじゃなく、コンビニでもスーパーでも、ポイント欲しさにそこに通う。　最近になってセブンイレブンでもエディーが使えるようになってａｍｐｍとの品揃えの違いに感動したりしたんだけど、すっかり使わなくなったＡＮＡ以外の飛行機でもひょっとしたら・・・。

　とは思うけど、カードの威力！　この甘い蜜は、手放せませぬ。

　
画像。　成田空港にて。
　　

　客商売、いや、商売はこれが本当なんだ。