六尺事情

　
　日差しが恋しい季節になりました。　たった二ヶ月ほど前のあの暑さが嘘のよう、陽の当たってるところを選んで歩いた一日でした。

　
　今年の夏、六尺一丁で太陽の光を浴びたのは三度だけ。　兵庫県の明石の海で一度と、関西と関東の某プールで一度ずつ。　なので六尺の日焼け跡は薄っすらかすかに付いてるだけ。　日焼けはやめ、と決めたわけではなく、夏の休日はあの猛暑で弱った身体をとにかく休めるのに専念したからなんですよ。

　
　このブログ、ここんとこすっかり六尺褌の話題から遠ざかってしまってます。　毎日キリッと締める生活には変わりはないのですが、六尺が普段着になり過ぎたせいか、ここにわざわざ書くような話題がないのです。　人前で、そう、毎日のようにフィットネスジムのロッカールームで締めて帰ってくるのだけれど、たぶんもうあのジムでは普通の光景になってしまってるのだろうね。

　
　先日オーダーした六尺褌が届きました。　夏のあいだは古典柄を楽しんでたんだけど、このところの気分は、白。　晒し木綿の白い六尺。　やっぱりこれが基本かな。

　
画像は、写真集　渾遊　より。