乾燥肌がはじまりました

　
　冬晴れ。　風もなく、東京は静かな日曜日です。　ジェット機の音も今日は一度も、ない。

　
　年々ひどくなっていくね、乾燥肌。　風呂やシャワーを使わなければどうなんでしょう？　まだしも、石鹸を使わなければまだましなんだろうけど、それもね。

　
　眠る時、ついこの前まではもっこ褌か越中褌にＴシャツだったんだけど、寒くなってきたからジャージを穿いて寝るようになったらゴムのところが。　朝起きたら、腰に一周、赤い輪がね。　痒いんだな、これが。　夏は、汗を含んだゴムで炎症を起こすし、冬は乾燥肌を刺激しての炎症。　厄介ですよ。

　もうずいぶん前、まだ褌に出会う前だけど、通っていた皮膚科の医者に　「君の場合は木綿の下着やズボン、たとえばジーンズなんかもよくないよ」　と言われたことがあるんだ。　「木綿が皮膚の油や水分を吸い取ってしまうから、本当は絹やウールなんかの動物性の繊維のものがいい」　ってね。　確かに当時は、ふくらはぎやケツタブ、肩から腕、背中にかけての皮膚のトラブルが絶えなかったんだな。　それらのところは下着やジーンズが絶えず触れていたからね。

　
　六尺褌を締めるようになって、そして部屋では越中褌やもっこ褌で過ごすようになって、ずいぶんましになりました。　褌は皮膚に触れる面積が少ないからだろうな。　でも、それも、加齢とともに新たな対策に迫られる事態に。

　
画像。　東京、竹芝桟橋にて。
　

　最初はセックスアイテムとしての興味からはじまった褌との付き合い。　今では穏やかに過ごす生活のために、なくてはならないものになりました。