六尺常用って、何よ

　
　流れ星の大群が見られるかも、ってことだったらしいけど。　願い事をすることができた人は、いたのかな。

　何かのＳＮＳの誰かの日記に書いてあったんだよ。　『六尺常用って、何よ。　ウンコ、どうすんの？　今時、すっごく不便じゃない？』　って。

　
　まあね、不便ですよ。　現代人の生活様式に合った下着じゃない、ってことを六尺褌を普通に下着として締めてる者として実感してるし、あなたの主張は尤もです。

　小、はともかく、大、は苦労しますよ。　いちいち解くわけにはいきませんからね。　第一そんな余裕がない時だってあるわけだから（笑

　まずね、チンコと玉袋を横から引っ張り出して六尺の布に余裕を作るんだよ。　そしてその余裕ができた分でお尻の穴の辺りの捩った布をグッと横にズラすんです。　以前はね、ちょっと汚い話になるけど、いくら紙で丁寧に拭き取っても・・・（泣　　まあ、少々の汚れはね。　パンツにだって付くことあるでしょ。　が、ウォシュレットの普及とともに、ずいぶん緩和されましたよ。

　おおよその人は、締めた時の感覚がよくて、それが癖になって毎日締めてんじゃないかな。　最初はドキドキ感、ちょっとイケナイことしてる、みたいな感覚を楽しんだ、ってのはあったね。　下着フェチ、ってそうでしょ。　そこが出発点で、だんだんと日常になって今に至る。　って感じです。

画像は、写真集“渾遊”から。
　

　今の仕事だと、よこ褌の盛り上がりが邪魔でね。