六尺を締める

　

　東京は乾燥化が進んで空気中の水分が少なくなって、それできれいな青空の日が多くなってるんだそうですよ。　今日も晴天。

　去年の暮あたりから、六尺褌の締め方を少し変えました。　今までは締めてることを目立たせないようにするためにあまり捩らず、横褌の嵩を低くするようにしていたのをしっかりと捩って、後ろの結び目も低くなるようにしていたのを二重に巻いて、しっかりと締めるように変えました。

　特に後ろの結び目。　ただ交差させただけくらいにしておくと、どうしても緩んでくるんだよね。　日によってはそこに、三角形の空洞ができたりしてみっともなかったんだよ。　元々から緩く締めてる人もいるようだけど、俺はきちっと、ガッチリと締めた感触が欲しいんだな。　だから緩むと気持ちが悪い。　そこで結び目をもう一度交差させて横褌に捩じ込んでいくことにしたんだよ。

　そうすると、長さが足りなくなってくるんだね。　俺はおおよそ ２m３０㎝ ほどの長さのものを使ってるんだけど、縦褌（後ろ褌）と横褌をしっかり捩って結び目を二重に巻くと、横褌に捩じ込む回数が３回くらいになってしまう。　これまたそこから解けそうで、次に買うときは２０㎝ほど長くせねばな、とそんな新年です。

画像は、写真集“渾遊”から。

　

　過去画です。