皮膚のトラブルと褌

　

　夜中に降り出した雨が日が昇って雪に変わって、お昼にはもう一面の銀世界。　東京に雪が降ると、そろそろ冬が終わるサイン、なんだけどね。

　休みの今日は久しぶりに、一日中、六尺褌を締めて過ごしました。　いつもならだらっと越中褌なんだけど、しゃきっとした気分が欲しくてね。　それと、午前中に用事があって早々に出かけたから、って理由もあるかな。

　年明けからずっと仕事を含めて、外出する時には六尺を締めて過ごしてたんだけど、明日から、仕事中はもっこ褌に戻します。　やっぱりね、現代人の生活スタイルに六尺褌はちょっとね。　まあ俺だけかもしれないけど、六尺締めてると意識のうちの何パーセントかは絶えずそっちに行っていて、仕事がおろそかになるんだよな。

　でもね、冬のあいだは空気も皮膚も乾燥してるからそれでいいけど、暑くなってきて汗をかくようになると、またぞろ厄介な問題を抱えるんだよ。　俺の皮膚、冬のあいだは乾燥で悩むくせに夏になるとジメジメ肌にね。　皮膚と皮膚を長い時間触れた状態にしておくと、そこから炎症が広がっていくんだよ。　足の指の間にできた水虫のような、って表現するとわかりやすいかな。

　足の指は五本指靴下で、両方のケツタブが触れ合うケツタブの谷間は六尺の捩った布で炎症を予防するわけだけど、今年の夏はどうしたもんかね。

画像は、写真集“渾遊”から。