為替誘導
東京は雨が降り出しました。 天気予報では雪になるかもと。 これが最後の雪にと、春が待ち遠しいですね。
アメリカに旅行して、クレジットカードでドル建てで買い物してきた人、ちょっと大変ですね。 ひと月前に1万ドル、88万円くらいのつもりで買ったものが今のレートで決済されると92万円くらいになってしまう。 現金で支払っておけばよかった、って思ってる人がけっこういるかもね。
ずいぶん前に一度このブログに書いたことがあるけど、日本円の対米ドルレート、米ドルの対日本円レートは、アメリカの大統領選挙と日本の衆議院議員選挙の前後で大きく変動するって。 選挙資金を為替差益で調達するためにね。
衆議院議員選挙の前に日本(自民党)が1億円の日本円で米ドル(レートは80円くらいだったのかな)を買うと125万ドルくらいを手にすることになる。 これを今のレート、92円で売って円を買い戻すと1億1,500万円くらいが入ってくる。 ここで1,500万円くらいの為替差益を手にすることになる。 これが選挙資金。 アメリカはこの反対の仕組みで米ドルと日本円の売り買いをすれば、大統領選挙の資金集めができるというわけだ。
ヨーロッパのどこかの政府の誰かが言ったんだっけ、自国の貿易を有利にするために為替誘導を行うのはよくない、って。 これは、日米の為替取引をいいかげんこの辺りで止めてくれないとヨーロッパの経済が持ちません、というサインなのかね。
日本の前政権の助け舟じゃないけど、うがった見方だけど、野田前総理は財務省の指示に従って絶妙のタイミングで衆議院を解散して次の政権に資金を渡し、日本経済の将来を託したと言ってはいけませんかね。
画像。 東京、田町にて。
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