六尺褌と便通

　

　ひと雨ごとに春が近づく。　気温が目に見えて上げってるわけじゃないけど、体感温度は確実に上がってる。　梅が咲いて、そしてやがて桜もね。

　六尺褌を愛用しておられるみなさんにお尋ねしたいんですけど、

　『六尺を締めていてウンコがしたくなった時、躊躇せずに出してしまえますか？』

　俺は、急を要する時は躊躇はしないんだけど、催す、くらいだと辛抱して、家に帰ってからするんだよね。　面倒でしょ。　でね、どうもこの頃は、催さなくなってきてしまってるんだよ。　なので辛抱、ってこともない。　カラダが覚えてしまったんだね。　たぶん良くないね。

　俺の親父はもういないんだけど、年を取って足が不自由になってから、トイレに行くことを躊躇するようになってしまってたんだ。　当時の実家のトイレは居間からは最も遠いところにあって、さらに和式だったんだよ。　それで親父は、行くのが面倒、和式に座るのが苦痛、ってことで忌避してたんだね。　それで腎臓を悪くして、ね。　様式に改造して行く通路を改善することで、親父の身体は、不自由だった脚までもがちょっとだけど良くなったりしたんだな。

　そうか、朝目が覚めて、すぐに催す人は問題ないのか。　そうなんだよな、俺は２時間なんだよ。　目が覚めてからしたいと思うまで、２時間かかるんだよ。　そうか、出掛ける２時間以上前に起きるようにすればいいのか。

画像は、矢頭保氏の写真から。