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2013年2月14日 (木)

公私の境目

 
 サクラの木の枝の色が淡くなり始めてボリュームも増してきたように思う今日この頃。 寒いけど、季節は確実に春へ。
 
 
 
 六尺褌に出会って18年、いわゆる常用しだしてからでも15年が過ぎたんだけど、六尺を締めてることをずっと隠してたんだな。 訊かれれば否定しなくなったのはつい最近のことで、比較的特殊な下着にも理解があるゲイの人たち相手でも、ことばを濁してたんだよ。 普通に下着として締めるようになって銭湯やジムのロッカールームで締めて帰るようになってるのに、ゲイバーなんかで下着の話になると、その話から逃げようとしてたね。
 
 

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 不思議な性格だよ。 俺を知ってる人が誰もいないところでは赤裸々に俺の本音が出せるのに、そうじゃない、普通に知り合った人たちの中ではほんとうのところが出せない、というか、みんなが抱いてるだろう俺のイメージで着飾ろうとしてる。
 
 
 
 たぶん、ホテルのフロントで仕事をしていた頃に知り合いが仕事中の俺のところに来て、そこでプライベートな話をされて嫌な思いをした、ってのがトラウマとしてあって、それで俺のプライベートな部分を知り合いに知られたくない、って思いがあるんだろうと思うね。 接客を仕事にしている人は仕事中の “公” の部分とプライベートな “私” の部分の境目がはっきりしてないよね。 この “公” のところに俺の “私” な話を持ち出されることの恐怖、みたいなものがずっとあったんだな。
 
 
 その恐怖は今でもあることはあるよ。 たとえば俺が仕事の仲間と歩いてる時に 「今日は何色の六尺締めてんの?」 って具合に来られると困ることにはなるよ。 まあでもそれはそれで・・・、と思えるようになったかな。 やっとね。
 
 
 
画像は、矢頭保氏の写真から。
 
 
 

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 カミングアウトは芋蔓式。
 
 
 

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コメント

俺の職場では俺が褌締めてることはみんな知りません。俺は隠してます。やっぱり仕事中に褌のこと聞かれるのは達さんと同じように苦手です。プライベートと仕事分けてますね。でも俺が結婚しないし女の匂いがしないのであいつはそっち系?って思われてるかも知れないです。

私も敦史さんと同じで、職場の人に褌を締めている事は隠しています。だから、職場で大掃除があり着替えなくてはならない時などは、ボクサーパンツを穿いて行きます。 また、達さんと同じように職場では、私に対して周囲の人が持っていると思われるイメージで振る舞っています。プライベートに関する事を聞かれるのは苦手です。仕事・公の部分とプライベートは、できる限り区別したいです。

 
 
 敦史さん。

 言わずもがな、ですね。 知られてしまったら知られてしまった時のことで、感じでいますよ。

 
 
 伸さん。

 俺は両親が生きてたうちは、彼らに迷惑が掛からないようにと気を使ってましたね。 公私の垣根を低くしたのは、彼らが逝ってしまってからです。

初めまして!

矢頭保さんの画像検索をしておりましたら、こちらに辿り着きました。

この日記の最後に貼付してあります暗闇に男性のヌードが浮かび上がっている様な写真は、矢頭保さん撮影のものなのでしょうか?

撮影者のお名前をお教え頂けると有難いです。

よろしくお願い致します。

 
 
 芳澤あやめさん。

 この画像は拾い画です。 たぶん日本の方の作品じゃないと思うんですよ。

お答え頂きましてありがとうございます!!

その画像を一目で気に入ってしまう程に素晴らしく感じました☆

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