踏み台
ムシムシするね、と周りの人は言うんだけど、涼しい風が気持ちいいと思う俺。 俺の体感、ちょっと狂ってるのかなぁ。
はっきりとそうだとは言わないんだけど、彼の真意を汲み取ればそういうことなんだな、と理解するのが大人なのか。 はたまたまったくそんな意識などないのか。 深読みする俺だから、深読みしてもいいのですよ。
『あまり良くは思われてないよ』 と、若い上司が。 そう、スケープゴートに指名されたのは俺だから、それは感じてます。 とは言わなかったけど、十分にそれは認識してますよ。
「せっかく社長表彰も受けて一生懸命さは認められてるんだから、良く思われるようにしないと損だよ」
と。 ちょっとそこの “損だよ” ってところは気に食わないけど、俺がそんな状況に陥る羽目になったのは、あんたの小ささにも原因があるんじゃないの、って言いたかったけど、まあそこはね。
彼の苦しさが現れてたね。 『組織がどんなに醜い状態になってても売り上げや立場が俺にはあるんだよ。 達さん、そこはあんたなら分かってくれるでしょ』 ってのが聞こえてきた気がしたよ。
俺にしてみれば本音を言ってほしかった 『俺はこうしたい!』 ってね。 辛いだろうと思うね、常々 『右腕になるヤツがほしい』 ってのが口癖だからね。 そうおいそれとはいないよ、今の時代に右腕なんて。 自分が踏み台になってまであんたを上に上げよう、なんてヤツはね。
画像。 東京、六本木にて。
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