解雇特区
天気予報は晴だったのに、今にも降りだしそうな空。 洗濯したタオルケットの乾く様子がまったくない東京の朝です。
久しぶりに国会中継を見ております。 衆議院の予算委員会。 予算委員会、と名付けられてるけど実際は政府の政策全般を話し合う委員会になってんだね。 どうもこれは、政府の施策にはすべて予算が関係してくる、ということで政策全般が話し合われるみたいだな。
話し合われる、と言っても与党議員の質疑はほとんどが政府の施策の宣伝でね、テレビやラジオの中継を見聞きしてる国民に向けて与党と政府がどんな政治をしようとしているかを閣僚に発言させる場、なんだよな。 まあ、なのでほとんどがヤラセ。
一方、野党議員の質疑はというと閣僚の揚げ足取り、政府与党に都合の悪いことの暴露の場、と言ってもいいと思うね。 万年野党はもちろん、かつては与党として政府を支えた党の議員も、与党時代は野党の揚げ足取りに苦労したはずなのに立場が変わると、揚げ足取りなんだよ。 それがおもしろい、という人もいるけど、もうちょっと身のある内容を、と思うね。
まあそれでも、政府がいったい何をやろうとしているか、というのを知るにはいい機会だよ。 新聞やテレビは “記者” の嗜好が介在して、ひょっとしたらまったく違った意味に書き換えられてる場合だって考えられるから、自分の住む国の政府が何をやろうとしているかを知るには一番いい機会だと思うね。
例えば今日も “解雇特区” というものについての質疑があったけど、ことばはどうも新聞記者が作った造語で、中身はこのことばから連想するものとはまったく違ったもののようだからね。
画像。 東京駅にて。
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コメント
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この「解雇特区」って言葉、達さんが述べておられる様に、あのA日新聞の某記者が作ったものですよね。「国家戦略特区」構想の中の一部をことさら取り出して騒いでるって感じ。労働者の「むやみに解雇されない権利」はもちろん大事にされるべきだけど、「それなりに働いて貢献する義務」もあるでしょうに。
複数の労組が存在し、組合間のコミュニケーションが全然とれない「北の方の鉄道会社」の続発する事故や不祥事も、どこか関連する様にも思えます。みんなで「何がどうあるべきか」「正しい道はどれか」を真摯に議論することが必要であって、「揚げ足取り」「はき違えた権利の主張」ばかりでは茶番じゃないでしょうかね。まともな議論を期待するのは「永遠の夢」か、って。
投稿: guz | 2013年10月21日 (月) 22時16分
guzさん。
わが社でも、最高意思決定機関でも、北の鉄道会社にも、どこにもかしこにも、まずはわが身って人がほとんど。 はき違えた権利の主張がさもあたりまえの昨今ですね。
投稿: 達 | 2013年10月23日 (水) 08時55分