六尺褌20年の記憶 3年目 ’97年頃
冷たい雨が降って冬が戻ってきた東京。 それでも真冬に比べれば暖かく感じる一日でしたね。
六尺褌に出会って、そして締めるようになって3年目の’97年、長年勤めた会社を辞めたんだ。 辞めたのは六尺褌が原因ではなくて、まあいろいろ・・・ね。 辞めてしばらくは何をするでもなく、旅行に出たりアルバイトをしたり。 そしてその後、自分で事業を起こして自営業者としてやっていくことになるんだけど、その少しの間に六尺を普通に下着として締めるようになるんだな。 いわゆる常用、ってやつ。
サラリーマン、雇われている、という枷が外れた自由の中で大手を振って六尺を締められるようになった訳だ。 そう言うとちょっと大袈裟だけど、当時はまだ俺も、知ってる人に見られて噂にでもなったら嫌だな、って気持ちがあったんだな。 もしかしたら社会人としての身に影響するかも、って不安は抱くでしょ、ね。 それがなくなった。
多くの人と自分は違う、ことを告白するカミングアウト。 『六尺褌を締めてます』 って何でもないことでしょ? でも 「えっ、褌?」 「まさか、常用してるの?」 って反応が返ってくる。 それ以来、ちょっと違う目で見られる、違う扱いを受ける、かも知れないって不安があったんだよね。 だからカミングアウトには勇気が要ったんだな。
常に締めるようになったから銭湯でもフィットネスジムでもロッカールームで締めて帰ってくる。 そうすると、知らない人は見て見ぬ振りをするけど、知り合いに会うと後々・・・
今の俺からは考えられないくらい、当時は人の目を気にしたね。 ほんと、何でもないことなのに。
画像。 ’06年の夏に。
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おはようございます。俺もスパ銭で六尺を締める時は最初勇気が必要でしたが今は慣れました。見知らぬおじさんが六尺か!いいね!と言ってくれた時は嬉しかったです。
投稿: 敦史 | 2015年3月 8日 (日) 08時09分
達さん、こんにちは。
以前も書きましたが、なかなか銭湯などで、六尺褌を締めることができません。気にしすぎなのかもしれませんね。六尺褌の素晴らしさはわかっているつもりなので、勇気を少しずつ出せたらと思います。
投稿: 伸 | 2015年3月 8日 (日) 15時05分
たつさんこんにちは
幾分か春らしくなって来ましたね
自分も6尺ふんどし常用しつつあるけど
まだ
人前にさらけ出す勇気がまだありません
別にふんどしを締める事がうしろめたいわけではないんだけど
カミングアウトはまだ出来ぬ自分であります。
だけどより多くの人にふんどしの良さを知って
もらいたいとは思っているんだけど?
投稿: 青空 | 2015年3月 9日 (月) 08時14分
敦史さん。
勇気、要りましたね。 今となっては懐かしいですけど(笑
投稿: 達 | 2015年3月 9日 (月) 10時47分
伸さん。
気にし過ぎですよ(笑
まずは住まいから遠い、知り合いの来る心配のないスパ銭などで!
投稿: 達 | 2015年3月 9日 (月) 10時54分
青空さん。
きわどいビキニなら出来るけど・・・、ジムでケツワレは穿けるるけど・・・。 一度やってしまえば何ということはない(爆笑
投稿: 達 | 2015年3月 9日 (月) 10時57分
達さん、こんばんは。
六尺に興味を持ち始めて、達さんのブログを知って、同好の人がいるんだって知ったこと、僕には新鮮で大きな出来事でした。
しかし、現実には踏み出すには勇気がいるものですね。ゆっくり進んでいきます。気が長いのでね(笑)
投稿: 小猿 | 2015年3月 9日 (月) 22時11分
小猿さん。
このブログが踏み出す一歩のキッカケになればという思いで書いていることは事実ですね。 さらに歩を進める一助になれれば、そして俺自身もいっしょに前へ進めれば、それは嬉しい限りです。
投稿: 達 | 2015年3月10日 (火) 07時51分