• Kyo1712_1189f
  • 18_12_29
  • Tkn_1688f
  • 18_12_23
  • Ktn_1686f
  • 18_12_20
  • 2017
  • 18_12_17
  • Hei_5918f
  • 18_12_15

« 爽やかな風 | トップページ | シルバーデモクラシー »

2015年5月15日 (金)

核抜き本土並み

 
 最高気温が各地で30℃を越して、もうすっかり夏が来た感じですね。 でも身体はまだ出来てなくて、暑さを楽しむ準備はまだ途中。
 
 
 
 沖縄の施政権を日本がアメリカから取り戻して43年だそうだ。 1972年5月15日がその日だったんだね。 当時の佐藤栄作総理大臣はその成果を持って総理の座を退いたんだった。
 
 
 長い交渉だったんだろうと思う。 たぶんアメリカは沖縄を日本に返す気なんかなかっただろうからね。 この時を逃していたら沖縄は今もアメリカの施政権下にあって、グアムやプエルトリコと同じ扱いになっていたかもしれない。
 
 

Htr_179f

 当時、”核抜き本土並み” という言葉を聴かない日はなかったと思う。 沖縄に核爆弾は置かず、アメリカ軍の日本での駐留の条件は日本本土と同じにする、という線で交渉を続けたわけだ。 日本は非核三原則、核爆弾を造らず、持たず、持ち込ませずを堅持する姿勢だったから、沖縄にもこの三原則を適用できるように交渉したわけだな。
 
 
 
 1991年のソビエト連邦の崩壊まで日本はアメリカにとって ソ連と中国の軍事力が太平洋に及んでくるのを防ぐ防波堤だったわけだ。 地政学上沖縄はその要の位置にある。 ソ連がなくなり冷戦は終結したけれど今度は中国が力をつけてきて、沖縄はその中国に睨みを利かせるために重要性を増している。
 
 中国が南シナ海で何をやっているかを見れば、沖縄の重要性は日本やアメリカにとってだけじゃなく、東南アジア各国にとっても自国の存在を左右する重要な位置に位置することはまちがいない。
 
 
 
画像。 沖縄、波照間島にて。
 
 
 

Btr016

 講和条約の調印とともに憲法を変えていれば、と思う。
 
 
 
 

« 爽やかな風 | トップページ | シルバーデモクラシー »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

いつもながら達さんの的を得たセンスの良い文章に感心しております。
今後もぜひ継続してくださいませネ。(^_^.)

達さんこんにちは
いつも本当に的確に物事掴んでお話されていますね。
勉強になります。
今後も期待しております。よろしくお願いいたします。

達さん、こんばんは。
「核抜き本土並み」大変な交渉だったんでしょうね。
地政学上の日本列島や沖縄の位置、大陸から太平洋を見てみると非常によく解りますね。もう少し世界からの視点を養う必要があるように感じます。

 
 
 ゆうさん。

 ありがうございます。 続けていきますよ~。 よろしくお願いします。

 
 
 青空さん。

 もっと文章力があれば魅力的な文が書けるのに、と思いながらも、これは才能ですからね、仕方がない、けどお付き合いくださいませ(笑

 
 
 小猿さん。

 相手の要求を呑みながらも、自分の意見も実現する。 ひょっとしたら日本は、交渉上手なのかもしれませんね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 爽やかな風 | トップページ | シルバーデモクラシー »