こだわり

　

　台風が来てるらしいけど桑名は朝から青空が広がって、残暑の厳しい一日でした。

　六尺褌を締める機会が減ってます。　ここ数年は仕事に行く時はトランクス、ってのが定番になってきて　“六尺常用”　の看板は今じゃすっかり詐欺状態になってしまってるんだけど、最近はさらに悪化の一途です。　仕事帰りにジムか銭湯に行って、せめてそこからわが家までの短時間だけでも六尺、ってのもなく、情けない状態に。

　じゃあせめて休日くらいは、ってところなんだけど出かけることも少なくて、もっぱら普段着のモッコ褌で過ごしてる次第。　この夏、出かけるのは仕事の研修の勉強やレポートを書くために図書館に行くくらいで、長時間座るとなると六尺では辛くて、モッコ褌のままか黒猫褌かになる。

　ってことで、今日も黒猫なんです。　ちょっと出かけるのにさっと締められて、トイレも楽だし。

　っとここまで書いてきてふと気が付いたんだけど　“こだわり”　というものが薄くなってきてるかもしれない。　六尺に対してだけじゃなく、何についてもね。　こだわって生きる、ってのはしんどいことも多いけど、自分を律する、という意味では俺にとっては重要なことなんだな。

　六尺への興味が薄くなった訳じゃない。　六尺で海に行く、プールへ行く、毎日のようにジムから締めて帰ってくる、仕事帰りの銭湯。　ただ締めるだけじゃなく、人の目があるところで・・・、ってのがなくなって、それでこだわりを忘れて黒猫。

画像は、７年前の夏に。

　

　９月になったら六尺にこだわってみよう。　仕事には無理だけど、このところのダラダラとした生活を見直すためにも、まずは六尺へのこだわりを回復してみよう。