白川郷

　

　秋晴れという言葉がぴったりの朝。　日差しは強いけど、ひんやりとした空気が気持ちいい桑名です。

　どこかに行きたい。　けど　“どこ”　ってところがない。　と思いながら Instagram やら Twitter やらを眺めてて、誰かが白川郷の画像をアップしているのを見て、そうだ・・・。

　小学校時代、京都と飛騨の高山を行ったり来たりして育ったくせに、白川郷には行ったことがない。　その後も何度も高山には行ってるのに、一度も足を延ばしたことがなかったんだな。

　名古屋から高速バスで３時間弱。　途中の郡上八幡では高速道路を下りて街の中のバスターミナルへ寄ったり、手前の荘川ＩＣから白川郷までは国道１５８号線を走ったりするから、車でずっと高速を走り続けたら２時間ほどで行けるのですかね。　近くなった。

　世界遺産に登録されて、世界中から人が来るようになって、観光地としてすっかり整備されて、その印象は “造りもの” だった。　合掌造りの建物はもともとそこにあったのだろうけど、なぜか、わざわざ造ったようなわざとらしさを感じてしまったよ。　集落の中は遊歩道が整備されて、路面は造り物だけど自然さを演出してある。　植わってる花もススキも・・・。

　いまの時代、人工物感はあたりまえなんだろう。　そこに人が住んでれば、昔のままでは不便だから新しくしていく。　エアコンだって使うだろうけど、室外機はひとつも見当たらなかったよ。　それはやはり人の手を加えて工夫してるからなんだな。　たぶんそこまで考えないで、純粋に “昔のまま” を楽しまないといけないんだろう。

画像。　岐阜、白川郷。

　

　博物館然り。