東京で暮らして
夜明けころには既に30℃。 そして今は38℃。 熱風が吹き付ける、昼下がりの桑名です。
映画館やストリップ劇場へ通うことを続けた東京暮らしだけど、あのころ、20歳代後半の俺は、いわゆるノンケだったんだよな。 映画館で気持ちよくさせてもらったことはあったけど一方的にしてもらう側で、俺が男に何かをしたことはなかったし、ストリップ劇場の踊り子さんは女だしね。 ゲイ雑誌は見たことないし、ハッテンなんて言葉も知らなかった。 もちろんゲイバーにもまだ行ってない。
東京暮らしを始めて、親や知り合いの目がない所で、ひたすらに “姓” に関する興味を追求する時期だったんだろうな。 それまでも性については関心がなかったわけじゃない。 興味はあったけど、たぶん自分で封印してたんだろうと思う。
俺は風呂好きだけど、それが始まったのもこのころだね。 東京で最初に住んだ部屋に風呂がついてなくて銭湯に行くしかなかったんだな。 近所の銭湯だけじゃなく、仕事帰りにあちこちの銭湯に入りに行っている。 裸になることが楽しかったんじゃないかな。 夏はプールにも行ったし、海にも日焼けをしに行ってる。 このころはまだ競パンだったよ。
親の目がない、知り合いの目がないから、ってだけじゃなく、東京はあまりに人が多すぎて、少々羽目を外しても、そんな人は大勢いて “目立たない” ことが楽に思えてきたんだな。 だからだろうと思うけど、羞恥心を押し込めて、好奇心を追求できたんだよ。
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