すっきりと青空は見えず、こういうのを花曇りというのか。 サクラは今日、満開だそうですよ。
褌。 いったいその魅力は何なのですかね。 見た目、ですか、締め心地、ですか、それとも、たとえば男らしさ、とかってもんですか? この “褌” という文字自体にも惹かれるものがあるんだよな。
相撲のまわしとかお祭りの締め込みとかにはそれほど興味はないんだよ。 子どもの頃から相撲はテレビでお祭りは生まれ育った京都で見てたけど、まわしや締め込みに魅力を感じたことはない。 やっぱり褌なんだよ。
越中褌を見たのは、実家の近所の銭湯でだったと思う。 俺が子どもの頃、越中を締めてる人、ほとんどはお爺さんだったけどまあまあいて、特別に珍しいというわけではなかったんだよね。 そんな中で近所に住む若い人、たぶん30歳代くらいだったと思うんだけど、その人の越中姿は、銭湯で会うたびにジッと見ていた覚えがあるよ。
六尺褌となると、雑誌なんかの写真でしか見たことはなかったんじゃないかな。 親父は仕事柄から写真集とかデザインの雑誌をたくさん持っていて、お祭りの写真集の中に六尺を締めた人のがあって、それが強く印象に残ってるね。 実際に六尺褌を締めた人を “生” で見たのは、果たしていつのことだったんだろう・・・。
ここ半年、六尺を締めるのは休日だけ。 仕事の日はトランクス、わが家でくつろぐ時間はもっこ褌。 これが今の俺の生活には合理的かな。
画像は、栗浜陽三氏の写真集より。
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