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2016年9月23日 (金)

金魚鉢

 
 しとしとと、傘が要るかいらないかくらいの雨。 しばらく太陽を見ない日が続く、肌寒い朝です。
 
 
 どこかの国の川で巨大化した金魚が見つかったとか。 観賞用の金魚、金魚鉢で飼ってる限りはかわいらしい大きさの金魚であり続けるのだけれど、自然界に放つと餌の制限や天敵がいないこともあって、何代かを経て巨大な魚に変化していったんだそうだ。 生き物の大きさには入れ物の大きも大きく影響するんだろう。
 
 

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 人もそうなのだろう。 と言っても、身体の大きさの話じゃなくて、人としての大きさね。 それも、広い土地に暮らせば、って住むところのことじゃなく、意識の持ちようで、ってこと。
 
 
 ただね、その広さとか高さとか大きさを生かすには “勇気” が要る。 俺が初めて本屋でゲイ雑誌を買った時の勇気、一度手に取るとすぐにレジへ持って行ったけど、そこに至るまでは何度躊躇したことか。 目の前にある、環境は整ってる。 それを自分の物にするためには、大きくなるためには、一歩踏み出す勇気が要るんだな。
 
 
 川に放たれた金魚も、その金魚が臆病だったり、臆病とは言わないまでも一歩踏み出す勇気がない金魚だったりして、目の前にある見慣れない餌を食べなかったら、生活や身体の変化はやってこなかっただろう。
 
 
 
画像。 東京、新宿ゴールデン街にて。
 

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2016年2月19日 (金)

LGBTと商売

 
 日の出とともに窓から朝日が差し込む。 木曽三川の向こう側に広がる濃尾平野は、ほんとまっ平らですね。
 
 
 
 『パナソニック、社員の同性婚を結婚として認める方針』
 
 
 東京の渋谷区を皮切りに、いくつかの自治体で証明書を出すなりの対応が見られるようになって日本も変わっていくな~、と思っていたら、その流れは企業にも現れてきたね。 相方くんに 「職場ではどうなの?」 と訊いたら、事実婚は認められてるけど同性婚は・・・。
 
 

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 そんな話をしていて Twitter を見たら 『家電製品はパナソニックを買おう』 ってのが目についた。 何のこと? と思ったら、ゲイにフレンドリーな会社の製品を・・・、という趣旨の発言だったよ。
 
 
 なるほど、そうか、このニュースにはこういう効果もあるんだ。 というか、これを狙って会社の規定を変えるのか?
 
 
 
 これからも、これを狙って表明する企業が出てくるだろうね。 何を根拠に言うのかはわからんけど人口の10~14%はいるとされるLGBT。 その数字が正しいとすれば日本には1,000万人以上いるわけだ。 その人たちすべてが、とは言えないとしても、多くの人はその企業に好感を持つわけだな。
 
 
 
 確かに、大きなマーケットだと思う。 ゲイは家族がいない分、自分のために使える可分所得が大きいらしいから、企業にとってはいいお客さん。 その人たちを取り込むことで売り上げの増加が見込めるからね。
 
 
 
画像。 東京、渋谷にて。
 

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2016年1月23日 (土)

ファーストペンギン

 
 雲の多い空だけど空気が澄んでいるのか、今朝は遠くの山もクッキリと見えてます。 寒い、とにかく寒い今朝の桑名です。
 
 
 
 陸の上で生活をするペンギンは食料を得るために、敵がたくさんいる海に入らなければならない。 危険な海に入る、その勇気のいる行為を最初にやるペンギンを “ファーストペンギン” と言うらしい。
 
 

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 誰もやったことがないことをはじめる人、いつの時代でも、その人の勇気は凄いと思うし、信念も半端じゃないんだろう。 ただ自分が頑張れば叶うものじゃなく、人を動かさなきゃならないからカリスマ性も備わっていなけりゃならない。
 
 リスクを押してでも道を切り開く。 今の時代、そんな危険、リスクを冒さなくても生きていけるし、不自由なく、満足に生活を送ることが出来る。
 
 
 
 そうだけれども、それだとどうしても不満が鬱積していくんだよね。 何も、誰も踏み込んでない未知の世界に挑戦するとか新しい事業を始めるとかじゃなくて、やりたいと思う事、それをやらなくても困らないし生活が不自由になるわけじゃないけど、でもやってみようと思う “欲” はいくつになってもなくなることがない。
 
 
 ずいぶんとファーストペンギンという言葉の意味とは違ってるけど、挑戦する、という意味では、俺もけっこう無謀なことをやってきたなと思う。 こうした方がいいのでは・・・、という提案をやってきたけど、言われる側は不愉快だったろうと思う。 それはわかってはいたけれど、それでも言ってみる。
 
 
 ただね、それを言える立場を作る、言える立場に自分を持って行く、って事は不得意だったね。 その立場を作ってから言う、って努力は、怠ってきたかな。
 
 
 
画像。 比叡山から京都を望む。
 

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2015年12月27日 (日)

今年を振り返る 仕事

 
 日の出とともに部屋の中に朝日が差し込んでくる。 それが一気に部屋の空気を暖めてくれる。 太陽のありがたさを感じるわが家です。
 
 
 
 三重県、桑名に引っ越しをしてきて仕事に就いたのが9月10日。 3ヶ月の試用期間が過ぎて、この21日から本採用になりました。 その本採用の日、わが家まで、上司が彼の車で送ってくれるというのでいっしょに帰ってきたんだけど、その車の中で、これからの仕事の運び方の彼の考えを聞くことが出来たんだ。
 
 

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 いずれにしろ、どんなことであっても、期待をされるということは気持ちのいいことなんだな。 彼が何をしたいのか、そのおおよそのレイアウトを言ってくれて、それに対して俺に何をしてほしいかをね。
 
 
 とりあえず、今回の転職は、今のところだけど、成功だったかなと思う。
 
 
 
 それにしてもだ 50歳を過ぎた “男” を求めてる職場、ってのは、ほんと、ないね。 インターネットでも紙の媒体の求人情報でも、50歳を越えてるというだけで落とされるし、男だというだけで取り合ってもらえない。 ってのがほとんどだね。 よっぽどんスキルがあれば、と思うだろうが、そんなことはない。 同じスキルを持ってる若い人はおびただしいほどいるんだから。
 
 
 
 必要とされる職場に出合えたことはラッキーだったと思う。 今年の仕事の総括は、その言葉に尽きる。
 
 
 
画像。 三重、伊勢神宮にて。
 

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2015年11月13日 (金)

金閣寺

 
 部屋の中が “うすら寒い” という表現がいい寒さがやって来てます。 11月も中ごろ、そろそろ冬支度はしないといけないですね。
 
 
 
 京都に生まれて京都で育って27歳まで、学生時代のほんの一時期を除いて京都で生活をしていたんだけど、金閣寺に行ったことがありません。 それどころか、有名どころの神社仏閣で行ったことのあるのは清水寺と銀閣寺、二条城くらい。 というのは言い過ぎだけど “行く” と意識して行ったのはほんと、数が知れてる。
 
 

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 生まれた時からお寺や神社がそこいら中にあって、その境内が遊び場で、という環境にいたら、わざわざ行きはしないもんなんだな。 子どもの頃に遊んだのはお寺の本堂だったり方丈の庭だったり。 中学の通学路が相国寺で、体育の時間や部活は京都御所でだったり。 だから金閣寺も銀閣寺も 『いつでも行ける』 と思うと、わざわざ行きはしないよ。
 
 
 
 たまたまもらった連休にこれと言って予定がなかったところに Facebook で繋がった旧友から 「久しぶりに会おうや」 と連絡が来て、近くに住むようになったしせっかくだからと “古都 京都” に行ってきました。
 
 
 金閣、凄いね。 凄いとしか言いようがないね。 昼間は人も多いだろうからと夕方に、傾いて横からの日差しに照らされた金閣が輝いてました。 門をくぐって庭を進むにつれて、その先から 「うぅお~」 という歓声が聞こえてくる。 木蔭にきらきらとしたものが見えて、そして金閣を目の当たりにして、こりゃぁ歓声を上げたくなる気持ちもわかるわ、と俺も歓声を上げたくなりましたよ。
 
 
 
画像。 京都、金閣寺にて。
 

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2015年6月 8日 (月)

過去に目を閉ざす者は・・・

 
 関東地方も梅雨入り。 東京は雨こそ降らなかったものの曇り空の、肌寒い一日でした。
 
 
 
 日本では第二次世界大戦の終戦の日は’45年(昭和20年)8月15日。 日本以外の国の認識は日本が降伏文書に署名をした9月2日。 終戦の日、正しくは9月2日だろうね。 だからソ連の千島列島への侵攻は日本が降伏する前の出来事だから正当、というロシアの言い分には逆らえないことになる。 ただし歯舞と色丹は9月2日以降なので、だからそこは返還しましょう、という理論になるらしい。
 
 

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 ちょっと気になるものを読んだので、抜粋してまとめてみました。 読んだそのままの文章を書いてるのではなく、俺なりに理解した結果を書いてるので、そこのところはご承知おきください。
 
 
 
 ドイツが連合国に降伏した日は’45年5月2日。 この日はドイツ人にとっては ”敗戦の日” ではなく ”ナチスの暴虐からドイツ人が解放された日” として記憶されてるそうだ。 ちなみにドイツ統一前の東ドイツでは、一貫してナチスの被害者としての教育がなされてきたのだそうだ。
 
 
 フランスはドイツが占領していたあいだはナチスのユダヤ人狩りに加担した、と枢軸国側で戦っていたにもかかわらず、連合国側が開放したあとは ”戦勝国” 側として現在に至っている。
 
 
 イタリアは日本、ドイツと同じく枢軸国側として連合国側と戦ってきたのだけれど、ムッソリーニを放逐後は連合国側についてドイツと戦って終戦を迎えている。 敗戦国として認識しているけれども、これなら戦勝国として扱われるべきなのではないか。
 
 
 さてと日本は・・・。 どうも日本は、日本だけは、純粋に敗戦国として扱われ、われわれは純粋に敗戦国としての教育を受けてきたように思う。
 
 
 
 『過去に目を閉ざす者は現在に対してもやはり盲目となる』
 
 
 かつてのドイツの大統領が言われたことばだけれど、それを今の首相が日本に来られた時にも言われたのだそうだけれども・・・。
 
 
 
画像。 中国、大連にて。
 

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2015年6月 2日 (火)

夏に向かって

 
 梅雨入り前の青い、爽やかな空が広がった東京。 東京の空はほんと、きれいだと思う。
 
 
 
 天気図に梅雨前線がはっきりと現れて、沖縄、九州が梅雨入りして、東京ももう時間の問題。 この雨のあとは晴れるらしいけど、次に雨が来たら、ってところですかね。 雨の季節です。
 
 
 

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 ノドが痛かったり鼻水が止まらなかったり、はたまた偏頭痛のような重い痛みに時々襲われたりと、ずっと思わしくなかった体調がすっかりとは言えないけれどもほぼ解消。 これはね、肉体の疲れからではない、とは言わないけど、仕事、職場でのプレッシャーからだったと言い切っていいと思う。 その原因がなくなったから楽になったというのではないけれど、俺にとってはイヤだけど 「放っとけ、知らんぷりしてよ!」 と投げてしまったのがよかったのかもと思うね。
 
 
 
 引っ越しをします。 来月。 仕事を辞めます。 来月ね。 相方くんの住む街で、相方くんといっしょに暮らしていくことにしました。 ちょっと遠くなので、だから仕事を辞めることを選択、決断しました。
 
 
 
画像。 東京、明治神宮にて。
 

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2015年5月28日 (木)

スローライフ

 
 5月になってから毎日のように夏日が続く東京。 このままだとこの夏は恐ろしいことに・・・。
 
 
 
 3月頃からずっと体調が思わしくなかったのが、ここにきて上向き始めた感じです。 会社では 「痩せました?」 と、あまり話をしたことがない他部署のパートさんに言われるくらいの有様で、誰が見ても ”疲れ” が顔や態度に出ていたみたいなんだな。 熱を出して寝込むほどではなかったんだけど風邪の症状、ノドが痛くて鼻水が止まらないのがずっと。 と、炎症を起こしやすい右下奥の歯茎の腫れがずっと。
 
 
 その3月から仕事の出勤時間、休日が変わって、それも不規則になって、それに身体がついていかないのが一番の原因。 職場の雰囲気がイヤ~な感じなのも体調不良に影響を及ぼしているのは明らか。 それと、相方君と過ごす時間が多くなって、そのリズムに慣れてないことも、ね。
 
 

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 時間に追われる、ってのは今の時代に生きてくためには仕方がないことなんですかね。 ○時までにこれをやっておかなきゃ、とゴールとゴールする時間を決められてそれに向かっていく毎日。 それも ”効率” よく、を求められて、まるで機械のように働く毎日。
 
 
 
 その、効率よく働くことが楽しかった時期があったことは確かだね。 無駄を省く、ってことを考えて実行するのを積極的にやってた時期があったね。 それが楽しいと感じたのは、そうした方が自分や周りのみんなにとって楽になるからとか楽しくなるからなんだったと思うんだな。
 
 
 
 ちょっと疲れてきたかな。 もう少しゆっくりでも、無駄がなければいいんじゃないかと思い始めたよ。
 
 
 
画像。 イタリア、フィレンツェにて。
 

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2015年4月 8日 (水)

決断

 
 窓辺の温度計は3℃、都内でもみぞれになってるところがあるそうな。 寒い、冬が戻ってきた東京です。
 
 
 
 人生は ”選択と決断の繰り返し” なんだと、何度もこのブログには書いてきた。 スーパーに買い物に行ってイチゴを買う、ってのも選択と決断だし、仕事を辞めて新しい世界に踏み出す、ってのも人生の選択と決断だし。 生まれることは自分以外の人に委ねるしかないことだったけど、それ以降はずっと選択と決断の繰り返し。
 
 
 

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 今までの生活をやめることにかかるエネルギーは、新しい生活をはじめるのに費やすエネルギーに比べれば、ものすごく大きなものだと思うんだ。 中途退学を決断するとか転職を決断するとか別れを決断するとか、そのままいれば不満を抱えながらでもそれまでの生活を続けていける、それを止めてこの先どうなるか見えない道を行くことにする、というのは膨大なエネルギーを使うんだな。
 
 
 
 生活の根本が変わる、何度その決断をしただろう。 そして、させることになっただろう。
 
 
 
 昨日、職場の作業場で、偶然に部署のトップとふたりきりになった時間があったので、職場の最大の問題点を率直に言ってみたんだ。 離職率の高さを。 「このままじゃ、今度は俺が辞めることになります」 と、ちょっと脅し気味にね。
 
 
 
 職場の癌。 癌がいるから作業効率がいい。 確かに、会社の経営側にしてみれば今のままがいい。 俺の意見は、癌を取り除けば人が定着して、いずれは作業効率が上がる、というもの。
 
 新人が、やっと自立できるようになった頃に辞めていく。 そしてまた新人を教育することに時間を費やす、の繰り返し。 果たして作業の効率が上がっているのか? 新たに人を雇うためにどれだけの経費を費やしている? トイレの悪臭を覆い隠すために、次から次へと新しい消臭剤を撒いてごまかすことはもう止めましょうよ。
 
 
 
画像。 東京、明治神宮にて。
 

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2015年3月11日 (水)

災害は忘れた頃にやって来る

 
 どうも関東地方以外のところでは荒れた天気になってる様子。 東京は青空が広がって、格好の洗濯日和です。
 
 
 
 一向に進まない復興。 3月になって3月11日が近づくにつれて増える震災のその後の報道。 もう4年も経つのに・・・、と思うのは俺だけではないですよね。 津波でやられた原発の処理とその周辺地域の問題は、これはたぶん予想できない、想定外の問題が次から次へとだろうから遅々として・・・、というのはわかる気がする。
 
 

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 でも、原発の影響のない、津波で被害を受けたところの復興が遅々として・・・、というのは、どんな問題があるのだろう。
 
 
 
 津波の被害を二度と受けないために防波堤は極力高く、そして強く。 津波が押し寄せても住宅が流されないように、新しい住宅街は高台に。 震災直後の、まだ記憶が生々しい時期にはそういう意見が大半だったろうね。 でもそれから時間が経つにつれ、記憶は薄らいでいく。 そしていずれ、もともと栄えていたところに街が出来ていく。
 
 
 
 『痛い思いをした人の気持ちは、痛い思いをした人にしかわからない』
 
 『痛い思いをした人の気持ちは、痛い思いをしている人にしかわからない』
 
 
 教訓に、とは言うけれど、人の記憶というものはそれが過ぎ去って時間が経つに連れ薄らいでいく。 過去に何度か津波の被害を受けたところで起きた津波の被害。 どんなに立派な防災施設を整えても人の意識が薄らげばだ。
 
 
 
画像。 東京、多摩川にて。
 

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